日本人は読書好きか?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一般常識は小中学校で学習します。少し難しいのは高校教育で習いますから、日本人なら大体一般常識は知っているはずです。

では、その常識中の常識とも言える問題をご紹介しましょう。第10回の後楽園球場で出された○×問題です。

問・芥川賞と直木賞、一人で両方とる事は出来ない。〇か×か?

答・〇

解説 芥川賞は新人作家しか取れません。また、芥川賞作家がジャンルを変えて直木賞を狙っても対象から外されてしまいます。

 

芥川賞は純文学です。このジャンルを変えて「大衆文学」の直木賞を狙っても、それは規則で禁止されているのでダメなのです。

確かに芥川賞作家が、その後大衆文学の作品を書いてベスト・セラーを連発している例もありますが賞の対象にはなりません。

この文学賞は共に「文藝春秋社」が、小説の読者を増やす目的で設立したもので規則も同社が創ったものと言えるでしょう。

この文学賞の歴史を見ると、昭和十年上期が第一回でした。

この時の直木賞の受賞者は川口松太郎(三五歳)。芥川賞は石川達三(三〇歳)。共に大活躍した作家ですね。

上半期と下半期、一年に二度受賞作が発表されますが、令和三年の上半期で一六五回を迎えています。

考えて見れば、芥川賞と直木賞で165の2倍ですから、330人の作家が誕生した訳で、有名作家だけでも凄い数ですね。

本日の裏話は、芥川賞と直木賞のクイズ問題から、日本の流行作家のお話になってしまいました。

世界各国の作家の数は不明ですが、少なくとも日本は作家の数では世界の上位に位置しているような気がします。

念のため、これは不確かな私見ですのでお断りしておきます。

そこで結論です。日本には「読書の秋」という言葉があります。そのお陰か、読書好きの人も多いですね。

今年一番の人気スター、大谷翔平選手も子供の頃から読書好きで部屋の本棚には膨大な書籍があったそうです。

彼は、理想的な人物で「文武両道」という事でしょう。

若い少年諸君に告ぐ! 将来大成功を願うなら、本を沢山読みましょう。二刀流、三刀流になれるかもよ~。良い夢ですね。

ユーチューブ通信

先日、ウルトラクイズの裏話、スタッフ紹介①として「カメラマンは超人だった」を公開しました。その超人ぶりはケタ外れなのです。ウルトラにはそんな人物が多かったのです。お楽しみに!

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