アメリカ横断ウルトラクイズの名物クイズ形式の中でも、期待の大きいのはグアムで行われる「○×泥んこクイズ」でした。
挑戦者の中にはこれをやりたいために、一年間待ってようやくグアムまでたどり着いたと期待を込めて、泥んこプールに飛び込んで行った人も沢山いました。
それほど楽しみにしていた「○×泥んこクイズ」が中止になった事が2度ほどありました。
理由は台風によって、中止せざるを得なくなってしまったのです。
このブログでもその経緯を書いた第16回と、その2年前の第14回です。16回の時は前日に中止が決まっていましたので、混乱は避ける事が出来ましたが、第14回は当日の朝になって中止が決まったのです。
我々がグアムに到着した当日から怪しい空模様で風と雨が時々吹き付けていました。
聞けば、生まれたばかりの台風が接近しているとの情報です。
でも、我々は「行け行けどんどん」の楽観的な人間が多いので、明日になれば好転するだろうとタカをくくっていたようですね。
本番当日は4時に起床して、せっせとプールを掘り、グアムのこってりとした赤土をプールに仕込んで水を張り、ようやく完成させました。
ところが夜明けと共に雨足が激しくなって、おまけに風も強く吹き始めました。
台風が本性を露わに出現したのです。
「大変だ! 泥が海に流れ出ている」
という声で、ホテルからプールの方角を眺めると、何という事でしょう。
コバルトブルーの美しいグアムの海に、赤い土がハッキリと模様を描いて流れ出ていたのです。
この様に本番直前に泥んこが流れ出てしまったので、何時ものような泥んこプールに飛び込む形式は中止せざるを得ませんでした。
とは言え我々のスケジュールは一カ月先までビッシリと組まれているので、収録を中止する訳には行きません。
そこで急遽予定を変更して、台風の中での「○×札上げクイズ」を行う事になったのでした。
激しい嵐の中で、○×の札を上げて問題に答える訳ですが、これも進行する内に興奮して、敗者の中には未完成の泥んこプールに飛び込む人達もいて、気分は○×泥んこクイズになっていました。
風速40メートルの中でも平気な顔をしてクイズを行う、挑戦者も含め、やはり我々はクレージー集団だったようです。
どんな状況であろうとクイズを成立させるのには尊敬します。
屋外だからこそウルトラらしい番組ですね。
収録直前の内容変更はドタバタするものですが、クイズ問題は決まっているので、それを消化しながら成立させるので、ある程度決まった形式に近く変更していました。この辺はチームプレーの凄さが自慢できるところでした。
名物クイズの1つと言っても過言でない「泥んこクイズ」
「泥んこクイズ」そしてあわよくばウルトラハットを被れる所まで進めたらいいな・・・と思って番組を見ていた頃が懐かしいです。
中止になってしまったとは言え、飛び込みたくなる気持ち、わかります。
第14回においては、確かエリーのCPでも体験入学の1つで泥の中に入っていましたね。
皆さんのコメントにもありますが、スタッフの皆さん本当におつかれ様でした。スタッフさんの力と挑戦者の皆さんが素敵な方々ばかりだったので、放送が待遠しく終わってしまうと寂しくなったものです。
皆さんが熱心に見て下さったおかげで、我々も頑張って番組作りが出来たのだと思います。私にとっては番組は良い思い出を残した懐かしい仕事でした。
ブログ開設3年目に突入しましたね!
いよいよ第12回一挙放送まで1週間となりました。
無事に録画が上手く出来る事を願うのみです!
ところで、中止になった2度のケースの前にも、第11回大会で台風発生により泥んこプールが一旦メチャメチャになったというのが、スタジオで石川さんから説明されましたね。
でも、この時はより頑丈なプールを造り上げて、無事中止を回避しましたね。
だだでさえ長時間費やして入念に安全確認した上でようやく完成となりいざ本番へという作業を、よく限られた時間で仕上げられて、本当にプロのテレビ屋は修羅場を幾度も乗り越えてますね。
感心して、頭が下がる思いであります。
泥んこプールと台風は双子の兄弟みたいなもので、常に台風の心配をしながらプールを作っていました。砂浜とは言えプールを掘るのは大変な作業だったのです。若い時代だったのでみんな張り切って作業をしていたのを思い出します。
こんばんは、ノリです。
第14回のグァム覚えています。
あれは確か台風が接近していたんですよね。
結局ドロンコクイズが○×札上げクイズに変更になりました。
第16回でも空席待ち早押しクイズになってたんですね。
ウルトラクイズは雨が降ろうが、ヤリが降ろうが、
収録を中止することができない番組なんだね。
スタッフも台風の時に大変でしたね。
はい。
ウルトラの最大の敵は台風でした。今年は台風の当たり年のようで、これ以上の被害は御免蒙りたいですね。
第14回のグアムはよく覚えています(私はこちらの回の方が「○×泥んこクイズ」中止のイメージが強いです)。というのも、「○×札上げクイズ」になるまでの経緯を最初に放送されていたからです(会議の様子が少し放送されていました)。たしか、泥んこプールが使えないことに加えて、「○×泥んこクイズは半日以上収録にかかるのだけれど、大雨の中でカメラは覆いをかけても、もって2時間しかもたない」とそのときに言っていたような気がしています(おそらく長旅で使うカメラなので、以前記事に書かれておられたことを考えると、そのようなことを言っていたのだと思います…)。ある意味、貴重なシーンが見られたグアムだったと思います。ただ、この回のグアムは天候のアクシデントなんてお構いなく挑戦者は楽しんでいたなぁ…と感じました。
その様な、裏側の場面も映していましたかね。みんな夢中で番組作りをやっていた懐かしい時代が思い出されます。
こんにちは。
第14回では、浴衣姿のKさんがトップバッターで登場。見事に泥んこになりましたが、「正解だよ~、今回はどっちに飛び込んでも泥んこなんだよ~」と福留アナがフォロー。
間違えた人の中には、自ら泥んこに飛び込む方もおられて、つまりは、みなさん、泥まみれになってもいいから、泥んこクイズをやりたかったんですねぇ。「泥まみれ=ウルトラクイズの醍醐味」というやつですね!
私も、もしあの場に居合わせたら、正誤を問わず、泥の中へダイブしていたと思います。
それにしても、他のチェックポイントでもそうですが、挑戦者よりもずっと早くにクイズ会場の設営等をされていたスタッフの皆さんに、心から「お疲れさまでした」と声をかけたいです。
皆さん、お祭りに参加している気分で楽しんでいたようです。良い思い出になっている事でしょう。