奥の深い日本の文化

アメリカ横断ウルトラクイズのクイズ問題は、答えを聞いた人が「へー!」と驚いたり「ホー!」と感心したり、新しい知識を増やす役目もありました。

その様な視線でクイズ問題を考えると、クイズ問題作者自身が疑問に思うような事を調査して、問題に仕上げるのが理想です。

例えば南極や北極に棲む動物は、寒い中で霜焼けにならないのかなあ? という疑問から

「ペンギンも霜焼けになる」○か×か、というようなクイズの名作が誕生しました。

クイズは知識を競い合うゲームですから、広い視野で知識を蓄えた人が強いのは言うまでもありません。

学校の勉強も頑張った。

スポーツの話題にも興味があった。

本も沢山読んで文学の問題も強い。

普通のクイズ番組ですと、この様な人が勝ち残って行きます。

でも、ウルトラクイズには知力の他に、もう2つの難関がありました。

「体力」、「時の運」、という計り知れない落とし穴です。

この難関を突破しながら、前へ前へと進むのですから挑戦者には、人並み外れた強靭な忍耐力が求められます。

前置きが長くなりましたが、日本の歴史、文学といった分野はクイズの宝庫のようですが、奥が深いので苦手な人も多いようです。

私の体験から言えば、歴史上の人物は名前の読み方が難しい。

しかも、同じ人間が成長と共に名前が変わる。

それも一度や二度ではなく、出世する度に変わって行く、となると記憶するのも大変です。

だから私は中学、高校の時代には歴史は苦手でした。

ところが、世の中にはこの様な難しい分野が得意の人がいるので驚きです。

第9回のラスベガスで次のような問題がありました。

問・

『小倉百人一首』に出て来る、ただ一人の女性天皇と言えば誰?

「小倉百人一首」といえば、日本文化の代表的な存在です。

とはいえ一問多答クイズで百人の歌人を上げよ、という問題でも何人の名前が出て来るか想像もつかないというのが一般人の知識でしょう。

ましてや、その中の女性天皇を問うというのは難問過ぎる、と私は思いました。

しかし、クイズを研究している人間なら、「この位は正解する」という意見もあって、この問題は採用されたのです。

因みに「小倉百人一首」は藤原定家(1162~1241)が、飛鳥時代の天智天皇から鎌倉時代の藤原家隆に至までの代表的な歌人100人の短歌を一首づつ撰んだものです。

日本の歌人は天皇、貴族、僧侶といった超エリートが多く、有名人では清少納言、紫式部、小野小町といった人達が名を連ねています。

また、定家が小倉山の山荘にこもって100首を撰んだことから、後世の人が「小倉百人一首」と名付けたのだと言われています。

この辺の情報をクイズ問題とするならば、正解率も高くなると思いましたが、歌人の只一人の女性天皇を当てるというのは至難の技と思いました。でも、正解する人が居たのですね。

正解・

持統天皇

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解説

持統天皇の他、女性歌人が20人ほど含まれています。それを見事に正解したのですから、知識の奥の深さに脱帽しました。最も女性天皇という一言で、ヤマを張って答えたのかその辺は定かではありません。

ヤマを張るのもクイズ名人のテクニックですからね。

「奥の深い日本の文化」への10件のフィードバック

  1. 引っ越してからは初めての書き込みです。

    私の場合、中高の頃、百人一首は学校の行事としてあったこともあり、この問題であれば中高の頃に出されていても答えられたと思います。
    「唯一の女性天皇」でさらに百人一首の二番ということで覚えやすかったんです。

    1. 学校の行事で「百人一首」とは良い学校ですね。日本の大切な文化を中高でしっかり頭に叩き込んだ、素晴らしい事です。その様な教育が情操教育と言えるのでしょう。

  2. 歴史の問題は殆どお手上げですが、〇〇に登場する唯一の・・・・というところが問題になるんでしょうね。

    1. ⑭⑭で唯一の、というコメントは答を限定する文言で、我々のクイズ問題の特徴でもありました。

  3. 8月15日より、スカパー!のホームページで「スカパー!アワード2014」の特設サイトが開設されました。

    http://www.skyperfectv.co.jp/special/award/

    この「スカパー!アワード」とは、スカパー!視聴者からの投票で決定した番組を表彰する、
    年に1度のコンテンツの祭典といえるものです。この中の「ココロ動いた番組賞」の候補と
    して、バラエティ部門から「史上最大!第12回アメリカ横断ウルトラクイズ&今だから話せる
    ウルトラクイズ丸秘証言集」がノミネートされました。8月15日から10月15日までの期間
    投票を受け付け、見事「ココロ動いた番組賞」に選ばれた場合は視聴者がプレゼンターと
    なって、関係者にトロフィーを贈呈することができるそうです。期間中何度でも投票
    できますので、ぜひメッセージを添えて「ウルトラクイズ」に投票し、「ココロ動いた
    番組賞」が取れるよう皆さんのご協力をお願いいたします!私も、しっかり投票しますよ。

    1. その様な賞の存在を初めて知りました。もしも、その様な賞が取れるなら嬉しい事です。皆様の投票をお願いしたいものです。仮に受賞のような事になれば、また別の回の再放送に繋がりますので、よろしくお願いいたします。情報を有難うございました。

  4. こんばんは。

    事件や人名、年号など、覚えることの多い歴史は苦手な人と得意な人とがくっきりと分かれますね。

    私見ですが、歴史は【暗記】する科目ではなく、【想像】する科目だと考えています。「なぜあんな戦争が起こったのか?」「なぜ権力者はあんな政策をとったのか」。当時の時代背景を【想像】し、それを踏まえて、現在に活かすことに意義のある教科であると…。

    そう考えると、「ウルトラクイズがなぜ、あんなに視聴者にウケたのか。あんなに多くの人が熱狂したのか」という、ウルトラの歴史を【想像】してみるのも、おもしろいものがありますね。

    ウルトラクイズもまた、今回のブログのタイトルにある「奥の深い日本の文化」の1つであると思います。

    1. 良いご意見ですね。歴史を楽しく学ぶのは単に年号や人物の丸暗記ではなく、何故?という疑問を持って学ぶと面白いのですね。我々はその様に学んだ人なら正解出来ると考えて、歴史の問題を作っていました。

  5. こんばんは、ノリです。
    そういえば、第11回の準決勝ニュージャージーでも
    ありましたね。

    問題:小倉百人一首には女流歌人が21人いますが、
        その中で一番最初に登場するのは誰?

    答:持統天皇

    この問題に正解した神奈川大の高橋君が
    初代クイズ王松尾清三さんを破って決勝に行ったことに
    記憶があります。
    確かに小倉百人一首は日本文化の代表的存在で、
    勉強にもなりますね。
    はい。

    1. 小倉百人一首は日本の代表的な文化ですから、クイズマニアにとっては関連情報を整理し、記憶していた人も多かったのでしょう。我々もこの関連問題は場所や回を変えて何回か出題していました。

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