海底早押しクイズの真実?

アメリカ横断ウルトラクイズは放送当時小学生の視聴者も沢山いたようです。

最近、コメントを戴く方達も小学生時代に夢中になって視ていたという方が多いのに驚きます。

我々はターゲットを老若男女家族すべてが楽しめる番組という狙いで制作していましたが、実際に小学生には難し過ぎる、という問題も沢山ありました。

でも、クイズ大好きな小学生は、背伸びをして知識も早熟なのか、結構番組を楽しんでくださっていたようです。

その様な当時の子供の疑問として次のような質問がありました。

『第8回のバハマの海底早押しクイズは、世界で初めての試みという説明でした。挑戦者が酸素マスクを被って海底に並び、クイズに答えていたのです。誤答をすると30秒間酸素を止められるというルールでした。僕も30秒間息を止めて見ていましたが、とても苦しかったです。若しかすると死んでしまうかも知れないと思いましたが、実際に酸素を止めたのでしょうか? 多分ジョークだと思いますが、未だに疑問に思っています』

との事でした。

あのバハマでの「海底早押しクイズ」は、全ウルトラクイズのクイズ形式の中で私は一番の傑作な形式だったと思っています。

挑戦者がスーツケースを引きずってクイズ会場に現れるというのが、早押しクイズの通常パターンでした。

会場が海の底とは言え、全員が通常の通りスーツケースを持って、早押し機に座るという馬鹿馬鹿しさが漫画チックであり、それを実写で撮影する、この様な馬鹿げたことを実行してしまうのが我がスタッフだったのです。

その準備として、カメラマンも音声マンも、事前にスキューバーダイビングの資格を取得して訓練していたのです。

だからあのような奇妙奇天烈なシーンが撮影できたのです。

さて、疑問の30秒間酸素の供給をストップするというルールは、ご指摘の通りウルトラ特有のジョークです。

だって、実際にそんな罰を与えたら、パニックになって事故を誘発しかねません。

私自身もヘルメットを被って海底に潜りましたが、バハマの海は透明度も高く、素晴らしい魚の歓迎を受けました。

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このお話は以前にもブログで紹介していますが、クイズ番組の中では世界初の試みだったというのは事実です。

我々はその後、もっと過激な形式を発明しようとしましたが、残る手段は「空中で遊泳しながら早押しを…。」くらいしか思いつかず、そればかりは夢物語とあきらめました。

「海底早押しクイズの真実?」への9件のフィードバック

  1. あのスーツケースも演出でしょうか?
    本当に解答者が持ってきたものだったら中身も全部水浸しですよね…

    1. スーツケースは中身を外に出して、全部本物を使いました。私の記憶では誰かのスーツケースが壊れてしまい現地で新しいケースを買い求め、弁償したような事があったように思います。馬鹿馬鹿しい映像を撮った代償としては安いものでした。

      1. なんと、外側は本物でしたか!狙い通りのインパクトある画になりましたね。あのシーンでは思わずテレビに向かってツッコミを入れてしまいました。

        1. あの企画も最初は理解できないスタッフが居たりして、実現までには苦労があったのですよ。現実に画像になると、みんな理解するのですが想像力が欠如している人間には最初は理解できないのです。どの仕事もそうですが、成功の裏側には苦労が付き物です。

  2. こんにちは。

    私もバハマでの「海底早押しクイズ」は、ウルトラクイズの歴史の中では、一番の傑作だったと思っています。後にも先にも、海の中でクイズをしたのは、ウルトラクイズだけではないでしょうか。よもや海の底でクイズをするというのは、誰が予想しえたでありましょうか?!

    このクイズを思いついたスタッフの方にはアイデア賞、そして本当にこんなクイズをやってしまったウルトラクイズには感動賞です!

    1. どの様な場所に行っても、通常のスタイルでクイズを行う、この基本姿勢を証明したのが我々のスタッフでした。あのような発想はみんなが協力しなければ実現不可能です。それだけ一致団結するスタッフだったのです。もう、あのようなチームは編成不可能でしょうね。

  3. このバハマで敗退した方の勇姿を見てウルトラの挑戦を決意したのでバハマの裏話は嬉しくて仕方ありません。
    当時は小学生でしたので、本当に空気を止めてると思ってましたし、夢に何度も出て来たのを覚えています。

    今、改めて凄いなーと思うのが、映像や音声技術だと思います。
    正誤判定は海底でスイッチを押したのか?
    船の上で音声を聞いてスイッチを押したのか?

    罰ゲームもまたウルトラらしい罰ゲームでしたね。
    砂漠や海底を一人で寂しく歩いて帰るのは印象的でした。
    (昨年、バハマで敗退された方と会う機会があり、罰ゲーム等の貴重なお話を聞くことが出来ました。)

    1. クイズの判定は船の上でやっていました。海底で判定も行い、その様子をテレビで紹介できればもっと完成度が上がるのですが、それには2倍以上の仕掛けが必要になるので、省略したのでした。

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