アメリカ横断ウルトラクイズは北米大陸を横断しながらクイズを行うというのが基本的なコースです。
例外として、北米から飛び出して他の場所をクイズ会場にした事も何度か経験していますが、基本はあくまでも大陸横断で毎回コースを決めていました。
アメリカの大陸らしい景色と言えば、その昔に西部劇で見た荒々しい砂漠や岩山などが浮かんできます。
事実、ウルトラクイズでは毎回その様な広大な場所をクイズ会場にして、ロケを敢行して来ました。
この様な景色に無くてはならないのは、ネイディブ・アメリカンと呼ばれていたインディアンの皆さんです。
我々は何度となく、彼らに協力を戴きクイズを行ってきました。
となれば当然インディアン文化もクイズ問題の素材として欠かす事は出来ません。
アメリカ本土に上陸したら、何時、何処でインディアン関連の問題が出されるか、その様な事を予想して勉強していた挑戦者もいた事でしょう。
例えば第4回のアルバカーキーでは、砂漠のど真ん中で、インディアンのおじさんの協力で早押しクイズが行われています。
題して「インディアン嘘つかない!早駆けクイズ」。
ルールは、気の合いそうなおじさんを選んでペアを組み、2人で馬に乗ります。
問題が読まれたところで、答えが解ったらおじさんの肩を叩いて、50メートル先に設置されている早押し機まで馬を走らせ、解答するというものでした。
こうなると当然、インディアン関連の問題が出されます。
問・
アメリカ民謡、「10人のインディアン」に出て来るインディアンは男の子、女の子、どっち?
問・
アメリカ・インディアンが愛用した「かかと」の無いカジュアル・シューズは何という?
問・
インディアンの主な作物で、黄色い実が規則正しく並ぶイネ科の植物は何?
答・
男の子
歌詞は〈One little two little three little Indians…… ten little Indian boys〉と続きます。
答・
モカシン・シューズ
足の底から甲の部分に折り返し、1枚革で足全体を包むように作られた靴です。
答・
トウモロコシ
古代中南米の主食で、インディアンにとっても欠かす事の出来ない食の源泉でした。歴史的にはコロンブスによって、西欧諸国に伝えられたと言われています。
現代ではアメリカの重要な穀物となっていますが、原住民のネイティブアメリカンの時代には主食に近い穀物だったようです。
インディアンと言えば狩をする姿が思い浮かびますが、農作業もしていたというのは新しい発見ですね。