アメリカ横断ウルトラクイズの第13回が来年1月にスカパーの「ファミリー劇場」で再放送される事になりました。
その番組宣伝番組「今だから話せる裏話」の収録が先日行われ、私も出演のため、懐かしい挑戦者の皆さんと25年ぶりに再会しました。
第13回の撮影現場での思い出をしていた時に、彼らが口をそろえて抗議していたのは、ツイン・レイクスでのトマト戦争の話でした。
当時見ていなかった方のために説明しますと、ロッキー山脈のほぼ中央に位置するツイン・レークスという、人口わずか17人と言う小さな村がありました。
この村がその頃、全米中に知れ渡るお祭り騒ぎを始めたのです。
今で言うところの村おこしですね。
「トマト戦争」なる馬鹿な遊びを始めたのです。
つまり、収穫の後、腐ったトマトを爆弾代わりに投げ合って、雪合戦のような遊びを実行したのです。
これがテレビのニュースで取り上げられると、テキサスやカリフォルニアなど500kmも車を飛ばして、物好きな参加者が膨れ上がったのです。
地元コロラド軍と他の州の軍がトマトを投げ合って、戦争ごっこを始め、しかも、3日3晩も続けて遊ぶのですから、大変な騒ぎです。
と、なれば、我々もその戦争を利用する事にしました。
コロラド軍とテキサス軍の戦争の真っただ中、トマト爆弾の飛び交う中を走り抜け、塹壕の在る早押し機まで走って答えなければならないというルールです。
両軍の戦士は野球の本場の陽気なヤンキー達、コントロールが良いので、自分たちの敵を忘れて、走る挑戦者目がけて腐ったトマト弾を投げつけます。
頭や顔に命中すると「痛いのなんの」。
負けてもいないのに罰ゲーム状態。
「あれは酷過ぎた!」と我々スタッフは25年ぶりに「恨みの総攻撃」を受けました。
ついでに話すなら、事前に腐ったトマトを保存しておくように注文してあったのですが、ご丁寧にも冷凍庫で保存をしていたため、こちこちに固まっていたのです。
それを前日に知った我々は、こんなトマトが当たったら怪我をする、という事で急遽対策を練りました。
それは本番前日の夜、スタッフが全員参加で、固いトマトを両手で揉みほぐして、柔らかくする作業を行ったのです。
その時の様子は「裏話」でお話していますが、挑戦者だけでなく、スタッフの我々にとっても、トマトは忘れられない恨み節になっていたのです。
トマト直撃のダメージもさることながらあの地の空気の薄さも過酷さに拍車をかけてましたよね^^;13回は晴天でしたけど14回は天候が悪くパート2の名に相応しい仕上がりだな、と楽しみながら観ていたのを思い出しました‼︎
あのような大騒ぎは悪天候だと観ている方も厳しいですね。挑戦者はもっと気の毒だったかもしれません。
トマト戦争、第14回では股間に直撃を食らった人がいたような…。
激しいクイズでしたね。
トマトとメンフィスは今だに忘れられません。
インパクトがありすぎたアメリカ人らしいお祭りでしたね。
あのようなイベントを発見するのも今と違って結構大変な作業だったのです。
「トマト戦争」は,見ている分には最高でしたね。その前のロスで敗者となった虚弱体質のtn川さんが残っていたら,もっと面白いことになっていただろうなと想像しています。
翌年の第14回で,行き先を「アメリカンロッキー」としか告げられていなかった挑戦者が,クイズ会場に到着後,トマト戦争の場所だとわかったときの反応が,何とも言えず良かったです。
続けて見ている方にとっては連続ドラマ的な流れがあって、それも我々の狙いの一つになっていたのです。長寿番組にはその様な楽しみが隠されているのです。
連投失礼します。
ふとトマティーナへの参加者への心得を書いた
ページを見つけたので、一読するとこんな趣旨の文章が。
「トマトは潰してから投げましょう。
普通に投げるとかなり痛いそうです。」
現地の皆さん、見たところそのまんま投げてましたね(^^;)
当たると痛い! だから本気でぶつけ合っていたのかも知れません。
クイズの途中で長戸さんが一言
「誰や、こんなん考えついたんは!」
とぼやいたのが印象的なクイズでした。
でも時の流れは残酷な物。もうツインレークスでの
トマト戦争はやっていないようで。
日本語のエンジンで「トマト戦争」と検索をかけても
ブニョルのトマティーナの方がよくひっかかるように
なってしまいました。
熱し易く、冷めやすい、アメリカ人らしいじゃないですか。あれは一時的な遊びだったのでしょうね。
こんにちは。
トマトが挑戦者や障害物に当たって、バチバチと大きな音を立てていたので、あれは相当、痛かったと思います(トマト戦争、見ている分にはおもしろかったですが)。
標高もある土地でしたし、寒そうでしたし、ウルトラクイズの中では、個人的には「やりたくないクイズ形式」No.1です(苦笑)。
> ハチマキ少女さま
ネームプレートが割れていたのは、たしかKさんだったような(曖昧な)記憶があります。
トマトの砲弾があまりに激しかったことや、挑戦者が塹壕になだれ込むようになったこともあってか、クイズの途中で挑戦者のみなさんは全員、ネームプレートを外していたように思います。
間もなく再放送がありますので、番組を見ながら疑問点を解決してください。
楽しみな場面が多いのも、この回の特徴です。
Kさんのネームプレートが割れたのは、トマトが当たったためではなく、ボタンを押す際に、塹壕の壁に引っかかったからだそうです。
でも、トマトが当たってヒビが入っていたからかもしれないですよね。
激しい戦いは、視聴者には楽しいでしょうが、挑戦者にとっては地獄の体験になってしまいますね。でも、今になって視れば楽しい思い出に変化しているようです。
再放送まであと約一ヶ月で、ドキドキします。
トマト戦争では、確かどなたか(長戸さん?)のネームプレートが割れてしまったと聞きました。
クイズをやりながら罰ゲームをやっている感じでしたね。
確かに挑戦者全員が罰ゲームの中でクイズを行っていた、そんなすさまじく、面白いクイズ形式でした。