初心忘れるべからず

アメリカ横断ウルトラクイズの問題の中には、言葉の成り立ちや名言、格言という問題が多く作られていました。

これらの問題は「日本語」という分類で仕分けされて、適度な間隔で出題されていますが、時には機内ペーパークイズの3者択一問題に使われる事もありました。

第6回の機内ペーパークイズの最初の問題が「日本語」の問題でした。

「初心忘れるべからず」の名言を残したのは?

①千葉周作   ②松尾芭蕉   ③世阿弥

解説 

この言葉は入学式の祝辞、入社式の挨拶など、日本人の多くの皆さんが聞かされる言葉です。

新たなスタートに際して、これ程適切な言葉は無いほど実生活の場で使われるフレーズであることは間違いありません。

では、最初にこの言葉を発したのは誰なのでしょうか? これは意外と知られていません。

例題に挙げられた人達は、常に弟子たちを指導する立場の偉人ですし、どなたの言葉としても頷けてしまいます。

この問題は、最初は早押しクイズとして作られたものでした。

でも、クイズ会議で誰一人正解を答えられるスタッフが居なかったのです。

つまり、言葉は有名だが、誰の言葉かという知識が一般的に知られていない問題だ、という判定を受け3者択一問題となってしまったのです。

恐らく早押し問題として採用されても、正解率は低いとの判断だったのですね。

仮に決勝戦で出題され、正解すれば「さすがー」と拍手の出るくらい難問だったのです。

この後、各大学にクイズ研究会が誕生していますので、こうした名言や格言の出典は当然研究会のテーマになるので、正解率は上がって来るのでしょうが、初期の頃には難問だったのです。

同じクイズ問題も時代によって、難問になったり、易しい問題になったりする典型的な例でしょうね。

正解は③の「世阿弥」で、彼は室町時代の能楽師で、彼の残した能は「観世流」として、現代に受け継がれています。

世阿弥

日本の「格言、名言集」などを調べると、歴史上の誰の言葉かが解ります。

歴史に名を残す偉人と呼ばれる人々は、後世に残す言葉にも重みがあるものなのですね。

「初心忘れるべからず」への2件のフィードバック

  1. こんばんは。

    「初心、忘れるべからず」。いい言葉ですね。

    クイズや雑学の本、あるいは就職試験用の一般常識問題集などには、「名言とそれを言った人」の一覧表が無造作に掲載されています。

    クイズ対策・試験対策用にはいいのかもしれませんが、それでは機械的に覚えるだけになってしまい、中身がどうしても薄っぺらくなってしまうんですね。

    世阿弥の言葉しかり。言葉の背景などを掘り下げて勉強し、ひとつひとつの言葉を大切に噛み締めたいと愚考しております(なかなか実践できませんが…)。

    1. 機械的に覚える薄っぺらな知識。
      これは避けたいものですが、学校の試験はその様な知識を競わせる方式なので、世の中がその様に流れて行ってしまいます。
      文科省の問題でしょうかね。

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