アメリカ横断ウルトラ・クイズのクイズ問題を振り返って見ると、世の中の流れが見えて来る事があります。
例えば、スポーツの歴史を眺めて見ましょう。
今では野球、サッカー、ゴルフなどのプロスポーツを見ても世界の舞台で活躍する日本人の選手が綺羅星のごとく、大勢います。
でも、ウルトラクイズが放送されていた時代には、メジャー・リーグで活躍していたのはトルネード投法で旋風を巻き起こしていた野茂英雄投手くらいでした。
メジャーリーグの歴史では、1964年に日本人初の村上雅則投手が誕生していますが、その30年後に野茂英雄投手が活躍を始めたのですね。
今では毎日のように日本人選手の活躍がスポーツ・ニュースで報じられていて、スポーツファンにとっては夢のような時代になりました。
また、世の中は健康ブームで老若男女がマラソンに熱中しています。
特に2000年のシドニー・オリンピックで高橋尚子選手が金メダルを獲得したのを機に、女性たちにもマラソンブームが巻き起こり、各地のマラソン大会に参加する女性が急増しています。
これほど加熱している女子のマラソンの歴史も、意外や浅いのがクイズ問題で解ります。
第12回のゲイインズビルで、次のような問題がありました。
問・マラソンに世界で初めて女性の公認参加を認めたのは何マラソン?
答・ボストン・マラソン
解説 ボストンマラソンは全世界を代表する最も歴史あるマラソン大会です。
毎年4月の第3月曜日に行われ、今年は4月20に119回目の大会が開かれたばかりです。
全世界のマラソン・ランナーの憧れの大会と言っても良いでしょう。
この大会の第76回(1972年)で、初めて女性が参加する事が認められています。
と、いうことは現在過熱気味の女性のマラソンも、43年以前には公式レースとして認められていなかったのですね。
今では「オリンピックの花」ともいわれる女子マラソンですが、この歴史がまだまだ浅いという雑学的なお話でした。
またウルトラクイズに縁のある大スターが、天に召されてしまいました…
11回のロス・戦車ロシアンQにて、数々の歌手がカバーした「スタンド・バイ・ミー」を最初にヒットさせたのは? と出題された、あのベン・E・キングさんが享年76で亡くなられました…
「スタンド・バイ・ミー」は14回・ソルトレークで列車を待ち続けた時(黄色のハットが立たない事件のあった…)の場面などに使われていたので、大半のウルトラファンにとって、思い入れのある曲のひとつだと過言ではないでしょう…
同世代から見て、音楽界に多大な貢献をしたキングさんに、御言葉をあげるとすれば何と仰いますか?
ご返事です。「世界に希望を与えてくれて有難うございました。安らかにお眠りください」。
この様な送る言葉でしょうかね。
時は、無情で沢山の方が亡くられています。
こんばんは。
女子マラソンの歴史は、まだ40年ほど…。たしかに意外ですね。
そんな歴史の浅い女子マラソンですが、日本では、有森裕子選手を筆頭に、高橋尚子選手や野口みずき選手といったメダリストが誕生しています。
一方で、男子のほうに目をやると…。昨今はあまり元気がないですね。
なんだか、「女性の活躍を見習って、男性陣もがんばりなさい!」と発破をかけられているようで、弱ってしまいます(苦笑)
男子マラソンではしばしスターが出ていませんね。
オリンピックの東京大会までにはメダルを狙える選手が育ってほしいものです。