アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、台風や地震、津波、土砂崩れなど、自然現象に関する問題も多数含まれていました。
今年は7月7日から気象衛星ひまわり8号が本格的に始動をはじめたので、天気予報が格段と正確に伝えられるようになりました。
ひまわり8号の特徴は、世界初となる地球のカラー写真の撮影に成功したことで、より正確な情報が得られるのだそうです。
それにしても今年は台風の数が多いとか、大雨が続くとか、それによって各地で大水や崖崩れが発生するなど、自然災害に見舞われています。
また、日本ではあまり被害の無かったはずの竜巻が各地で発生し、気象情報でも詳しい説明がなされています。
現代の人なら正解率は高いのでしょうが、第11回のグアムで次のような問題がありました。
問・つむじ風が成長すると竜巻になる。○か? ×か?
答・×
解説 つむじ風は地表で渦を巻いて吹く強い風です。
原因は地面が熱せられて起こる上昇気流の渦が、砂を巻き上げたり、テントを吹き飛ばしたりする事があります。
これに対して竜巻は上空の空気の不安定が原因で発生し、空気の細長くて強い渦巻きで、地上の物を巻き上げて破壊したり大暴れします。
つまり、つむじ風が成長して竜巻になるのではなく、発生の原点が異なっているのですね。
どちらも怖い自然現象ですが、被害が大きくなるのは竜巻の方と言えるでしょう。
科学の進歩によって、気象情報が一昔前とは大違いで、天気予報も当たる確率が高くなりました。
その内に、台風の進路を変更させる技術が発明されると良いのですが、それは夢のまた夢という位、遠い夢なのでしょうね。
現在ファミリー劇場で再放送中の第11回では、第1週から第3週の途中までルート画面に竜巻を
居座らせていましたね。当時はこの竜巻が去るのを楽しみにしていたものですが、ここ数年ほどは
現実の竜巻が世界中で時々発生し被害をもたらしていますね。更には、その竜巻に接近取材する
番組まで作られたほど。ルート画面ならまだいいですが、現実での竜巻はご勘弁願いたいものです。
日本で起きる竜巻も嫌な現象ですが、アメリカの竜巻は桁外れに大きな被害をもたらしています。
自然現象の怖さを人間に示しているようで、科学が発達してこうした災害が防げる時代が来ると良いのですがね。