アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、時には聞いてビックリの意外性のある情報が含まれています。
知って得する話、思わず他人に自慢したい知識、クイズ大好き人間の好む問題として、我々は常に意外性のある問題を探していました。
その様な中で面白い情報が入ってきました。
当時、レジャーの中で、海底を散歩するスキューバダイビングが人気のスポーツとして流行していました。
海の底には、様々な魚やサンゴ礁など、日常では御目にかかれない別世界が拡がっています。
その様な別世界を、自由に散歩したいと思うのは自然の欲求でしょう。
とは言え、誰でもが自由に潜れる訳では有りません。
スキューバダイビングを楽しむためには、一定の訓練を受けライセンスを取得しなければならないのです。
現代では人気のレジャー・スポーツですが、元を辿ると何んと戦争の兵器として開発されたものだったのです。
そこで作られた問題が、第14回のタヒチで出題されています。
問・ダイビング用具の「スキューバー」を発明したフランスの軍人は誰?
答・クストー
解説 ジャック・イヴ・クストーは元フランス海軍の軍人で、第2次大戦中に特攻兵器の一つとしてアクアラングを発明しました。
退役後は海洋学者として海底の研究に没頭し、世界的な名声を得ています。
ドキュメント映画「沈黙の世界」をルイ・マルとの共同監督として国際映画祭で最高のパルムドール賞を受賞しています。
日本でも「驚異の世界ノンフィクションアワー」(日本テレビ系)で海底の不思議な世界を描き、話題になっていました。
今では海のレジャーの代表的なスキューバーダイビングが、元を辿れば戦争の兵器目的で開発されたのです。
そう言えばジェームス・ボンドが活躍する、「007シリーズ」でも、ボンドが海底でスキューバーダイビングを使い、敵の艦船を爆破するようなシーンがありましたね。
今では映画やテレビの、海底の活劇には欠かせない道具でもあるようです。
この意外性がクイズ問題の楽しみでもありました。
先月、一般社団法人 衛星放送協会主催の「第5回衛星放送協会オリジナル番組アワード」に、昨年の6月に
3回に渡って放送されたファミリー劇場のオリジナル番組「今だから話せるウルトラクイズ丸秘証言集」
(第1回のゲストはtsutomuさんでしたね)が「オリジナル編成企画賞」にノミネートされ、先日7月22日に
各部門ごとの最優秀賞を発表する授賞式が行われました。残念ながらオリジナル編成企画賞の受賞は逃し
ましたが、この「丸秘証言集」は私を含めたウルトラファンにとって、すごく嬉しいオリジナル番組だと
思っています。今年1月から2月にかけて放送された「丸秘証言集PART2」の「ボルティモアの戦い2015」
は、まさにCSならではの企画でしたね。第11回の再放送では「丸秘証言集」が無かったのが残念でしたが、
また新たなウルトラクイズ関連のオリジナル番組を、ぜひ制作してほしいですね。楽しみにしています!
オリジナル番組アワードについては、こちらのホームページでご覧になれます。
http://www.eiseihoso.org/award/2015/
テレビ局も話題作りにあの手、この手を考えますね。
番組の裏話は、昔を知る人には懐かしいでしょうが、初めて番組を見る人にとってはあまり興味が持てないかも知れません。
だから今回の再放送ではカットしたのかも知れません。
でも、昔の番組を喜んで見て下さる皆様には感謝です。