アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には漢字に関する問題が時々出題されています。
漢字は義務教育で必ず習う教科ですから、単に書き方や読み方を問うような問題はありません。
クイズは知識を競うゲームですが、単なる学科試験ではないからです。
漢字の中に隠された面白い情報を探し出し、クイズ問題に仕上げるのが我々の仕事でした。
良くある簡単な例では、魚編に弱いと書いて何と読む? のような問題ですね。
これはクイズ問題の定番で、さほど気の利いた楽しい問題とはいえません。
魚の名前を漢字で書くと、ほとんど魚編が付くのでクイズ好きの皆さんは暗記して居るはずです。
むしろ魚編の付かない魚の漢字を問題にした方が聞いて面白い問題と言えるでしょうね。
同じような漢字の問題が第6回のサイパンで出ていました。
問・西のウリはスイカ。南のウリはかぼちゃ。では糸のウリは?
答・へちま。
解説 ヘチマは漢字では「糸瓜」と表記します。その他キュウリは胡瓜、トウガンは冬瓜のように、漢字では瓜を当てる読み方が主流のようです。
スイカやカボチャをはじめ、キュウリ、ズッキーニ、トウガン、ヒョウタン、メロン、ヘチマなどウリ科の植物は昔から野菜や果物として栽培されていました。
これ等の植物の原産地や漢字での表記を当てるのがクイズ問題の定番と言えます。
カボチャの原産地は? カンボジャから17世紀に入って来たので、この名が付いたというのが長年の定説でした。
でも、現代では南瓜は中南米が原産地の他、インド、ペルー、ナイル川沿岸など学会でも意見が割れています。
ウルトラクイズでは、この様に多説ある場合は問題として取り上げないという決まりでした。
従って、今ならカボチャの原産地は? は没になる問題でしょうね。
時代の変化で、時にはクイズの正解が変る例として、この問題をご紹介しました。
まなぶさんがおっしゃっているのは、グアム行きの機内で行われた「fish or chicken クイズ」のことではないでしょうか?
細かい事を良くご記憶で、有難うございます。
現場に立ち会っていたにも関わらず、私の記憶は白紙状態です。
歳のせいですかね。
例外として今世紀最後では魚と鳥のつく漢字の書き取りがありましたね。当時既にパソコンが普及しつつあって手書きができない人達には鬼門以外の何物でも無かったでしょう…
今世紀最後にはその様な問題がありましたか?
資料が残っていないので、適切なコメントが出来ません。
又のご意見をお待ちします。
今世紀最後では魚と鳥のつく漢字を知っているだけ書くという問題があってこれもクイズ研対策かな⁇と思いながら見ていたのを思い出します。答えに鯨を書いている人も居ましたね…