アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返って見ると、時代の流れによって人々の興味の対象が変化している事が解ります。
例えば、憧れの職業等も時代によってどんどんと変化します。
例えば最近の女の子のデータでは、1位保育士、2位看護師、3位パティシエの順だそうです。
男子の場合は、公務員、医療関係、プログラマーなどが人気のようですね。
昔は女の子なら、スチュワーデス、美容師、花屋さんなどが人気でした。
又、男の子の場合は野球選手、サッカー選手など、スター選手に憧れるというのが一般的な流れでした。
でも、現代は夢よりも実利を求める人が増えているような傾向です。
第14回のエリーで、次のような問題がありました。
問・アメリカで初めてスチュワーデスが登場した時、採用条件としてある職業の資格が必要でした。さて、その資格とは何?
答・看護婦。
解説 現代では看護師と呼び名が変わりましたが、1930年、初の飛行機便が誕生した時のスチュワーデスの採用条件は以下の通りでした。
年齢25歳以下、体重52㎏以下、身長163cm以上、そして正規看護婦の資格を有する事。
要するに容姿端麗で、乗客が体調を崩した場合、その手当が出来る事、という厳しい条件だったのです。
それだけに待遇も優遇され、女性の人気職業だったようですね。
日本では大部遅れて、70年代~80年代にはスチュワーデス(キャビンアテンダント)が憧れの職業第1位になっていた事がありました。
歴史は繰り返すという言葉がありますが、その昔アメリカで人気職業だったのがスチュワーデス、その資格が看護師さんでした。
その看護師さんも、時が流れて再び若い女性達の憧れの職業になる、正に歴史は繰り返していたのです。