アメリカ横断ウルトラクイズは、20年~30年以上昔に放送されたクイズ番組でした。
そんな古いテレビ番組なのに、今でも懐かしく思い出して下さる方々が多いので、スタッフとしては嬉しい限りです。
テレビでの再放送が少ない番組として、ファンの皆様には惜しまれていましたが、一昨年からCS放送の「ファミリー劇場」で、何回か放送されていました。
そして、今年も7月7日(木)から4週連続で第7回の放送が再放送される事になりました。
21;00~ですので、是非とも忘れることなくご覧くださることをお勧めいたします。
第7回は昭和58年(1983)の放送ですから、今から33年前のクイズ番組です。
でも、そんな古い時代に、これ程馬鹿馬鹿しくお金をかけ、面白い番組を創るとはという驚きがある筈です。
私も、数々の思い出がありましたが、その多くは忘却の彼方に消え去っています。
今度の再放送で、どのくらいの出来事を思い出せるのか期待を込めて、7月7日を待ちたいと思います。
さて、第7回ロケで一番の見どころは、デス・バレー(死の谷」という恐ろしく熱い場所でのロケでした。
最高気温が57度と記録に残っていますので、兎に角熱いを通り越し、息をすると肺が痛くなるという過酷さ。
その熱い砂漠の中に、ロケのセットを組み、リハーサルで動きまわる訳ですから、よく熱中症にもかからず、無事に収録が済むなど奇跡に近い幸運でした。
このデスバレーには「動く石」という不思議な現象が有りました。
砂漠の中に在る大きな石が、動いて移動するという世にも不思議な現象です。
当時は原因も解明されず、不思議な超常現象と我々は信じていました。
しかし、最近ネットで調べると原因が解明された、との記事を発見しました。
それによると、夏は極暑のこの場所も、冬には氷点下に下がり、雨が降ると氷となって滑り易く移動する事が証明されたとの事です。
以前は「地場の歪み説」「宇宙人説」「ゴースト説」など面白い超常現象でしたが、解明されると「なーんだ」と興味も失せてしまったと言われています。
幽霊の正体見たり枯れ尾花、日本にもこんな言葉が有りましたね。
早く来い来い木曜日! 今週の7日です。
乞う!ご期待です。
第7回といえば、「きんとき真代ちゃん」が思い出されます。
病気のお父さんに、自分がテレビで活躍している姿を見てもらい元気になってもらいたい、と旅を続けて、でもその夢はかなわず…。
当時、そんな事情は知りませんでしたが、いま改めて見ると応援したくなるでしょうね。
ウルトラは数々の思い出と共に、胸の中で生き続けているのですね。
久々に昔の番組をお楽しみ下さい。
長年放送されたといえば、先日TBSでSASUKEがやっていました。これも息の長い番組です。
ウルトラが知識の最高峰とすれば、体力の最高峰がSASUKEですね。どちらもバックボーンは同じもので、素人だけど活躍することで感動することや、クイズ研究会ならぬSASUKEの仲間たちで練習しあうというのも非常に似ています。
海外で非常に人気が高いのは有名ですが、SASUKEのプロデューサーの乾さんが「アメリカは数億掛けられるのがうらやましい」みたいなことを仰っていました。
日本も映像にお金をかけることができればいいのですが、難しいでしょうね…
現代では、当時のようにお金をかける番組は難しい状況ですね。
でも、知恵を絞れば、もっと面白い番組が出来るはずですが、その知恵が中々出て来ないのも現実です。
いつの時代でも「創造」の世界は大変ですよ。
残念ながらSASUKEは、本選の100人に芸能人が入っているので、ウルトラクイズとは意味合いが違うと思います。クイズはどこでも努力でき、またウルトラクイズの放送で知ったことは、役にたっています。SASUKEはスポーツとしては、競技性がよくわからないと、妻と話していました。