アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、知って得する珍しい話が時々出題されます。
例えば、現在では世の中の常識になっている事柄や習慣も、実は最初に考えた人が居るかもしれないという疑問です。
旅客船が港を出港する時に5色のテープを投げる習慣が世界的な常識になっていますね。
特に、欧米人が好みそうな派手なパフォーマンスで、ニュースや映画のシーンで良く目にする光景です。
実は、この事始めを調べたところ面白い情報が入ってきました。
第12回のグアムの○×泥んこクイズで、次のような問題になりました。
問・船が出港する時に5色のテープを投げる習慣は、日本人が始めたものである。
答・○
解説 外国の映画やニュースでお馴染みの光景ですが、実は日本人の考案したパフォーマンスだったのです。
1915年にサンフランシスコで万国博覧会が開かれた時の事です。
日本の商社が、包装用の5色のテープを出品したところ大量に売れ残ってしまったそうです。
このピンチをチャンスに変えようと、立ち上がった知恵者がいました。
当時、日系移民だった森野庄吉さんという人物。船出の別れのテープとして売り出したところ大ヒットしたのだそうです。
派手好みの欧米人にバカ受けして、たちまち世界中の港でこの習慣が大流行したのだそうです。
正に、瓢箪から駒のようなラッキーな実話です。アイディアの勝利と言えるお話ですね。
世界的な習慣も、実は日本人の創作だったという知って得する意外性の高い問題でした。