アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、知識の盲点を突いた問題が時々出されていました。
例えば、誰でもが良く知っている国旗の問題がありますね。
日本の日の丸は常識ですが、アメリカ、イギリス、フランスなど、お馴染の国の国旗に関しては意味も成り立ち知っている方も多いようです。
最近の話題で、イギリスがEU離脱を国民投票で決め、国が分断するような騒ぎになっています。
この話題で、国旗の成り立ちが解説されていました。
この、イギリスの国旗はユニオンジャックの愛称で知られていました。
解説によるとイングランド、スコットランド、アイルランドのそれぞれの神様の十字架を組み合わせたものだそうです。
それが、もし分裂するとこの国旗は一体どうなってしまうのか? イギリス人でなくても興味が持たれます。
知っているようで知らない国旗の話が、第9回のアトランティックシティで出されていました。
問・国際連合の旗は何処を中心にした地図?
答・北極
解説 北極を中心にした世界地図とオリーブの葉を組み合わせたデザインです。
これは1947年10月に開かれた、第2回国連総会の決議によって制定されたものでした。
国連に旗があったこと自体が盲点だったという人も居るかもしれません。
オリンピックを始めとするスポーツのワールド・カップでは、優勝者の表彰で必ず国旗が掲揚されます。
その度に国旗を記憶する機会があるのですが、その成り立ちや意味に関しては見過ごされてしまいます。
でも、その辺りの情報を細心の興味で見落とさないのがクイズ・マニアと呼ばれる人達です。
知識の蓄積は一朝一夕には行かないのですね。
長戸さんたちが出版した○×本には、ユニオンジャックに関する問題が掲載されていました。
「イギリス国旗、ユニオンジャックのデザインは“左右対称”である。」
この記事にあるように、よ~く見るとナナメの白線の中にある4つの赤い線がズレていますよねぇ!
このタイプは、後楽園・ドーム予選の終盤か、グアムのどろんこのような制限時間の短いルールの時に出題したら有効でしょう!
因みに、日の丸の位置問題も掲載されていました。
なお、2006年に初版のため、何問かはこの10年で変わっているモノも当然あるので、入念な裏取りが必要のようです!
自分自身で1問ずつ調べてみます!!
昔と違って、現代はインターネットで簡単に調べられるので、調査がとても楽になりました。
ぜひ、お調べください。
日の丸といえば、先週金曜22日に日テレで放送された「超問!真実かウソか?」でも、日の丸に関する問題が出題されて
いました(この番組では、問題作成3人のうちの1人として第13回ウルトラクイズ優勝の、長戸勇人さんも名を連ねています)。
問・正式な日の丸の国旗は、赤い丸が真ん中から少しずれている。○か×か?
答・×
日の丸の国旗は、かつては赤い丸が真ん中(中心)からほんの少しだけ左にずれた配置でした。しかし1999年に公布・
施行された「国旗及び国歌に関する法律」により、赤い丸は国旗の中心に配置すると定められたそうです。また、
この22日放送回では、現在ファミリー劇場で再放送中の第7回ウルトラクイズ・第1次予選で出題された問題
「給料の前借りは、法律で認められている(答・○)」も、文章を少し変えた形で出題されていました。
ご無沙汰しております、月舟です! や~っとスマホになりまして、久しぶりにコメントさせて頂きます。
私は幕末史が大好きです。そんな中で新選組といえば『誠』の旗がパッと浮かんでくるように、旗というのは本当にシンボルなのですね。この手にしたかった旗といえば、ウルトラファンの私としてはいうまでもなく、世界で17人しか手にすることができなかったアノ優勝旗以外あろうはずがありません。
お久しぶりです。
また、時々ご意見を聞かせてください。ウルトラの優勝旗を一番に挙げて下さるのは、さすがですね。
今後とも宜しくお願いします。
国旗を題材にした問題に、「国連加盟国の中で唯一、四角でない国旗を持つ国はどこ?」(答え・ネパール、第8回キーウェスト)や「赤、白、青のたてじまはフランスの国旗。では、同じ三色のよこじまはどこの国旗?」(答え・オランダ、同ニューヨーク)といったものがありましたね。
国旗の成立過程には、その国ならではの様々な事情があるもので(ネパールの国旗は国民の多くが信仰している、ヒンドゥー教に関係があるそうです)、そこがいわゆる「盲点」となっていることが分かります。
しかし、少し見方を変えただけで、これだけユニークな問題が作れるとは、流石ウルトラクイズといったところです。
クイズ問題はご指摘のように、文章に引きつける魅力が無いと面白く感じられません。
短い言葉なのに、納得が行く文章を創るので、「クイズ問題作家」と言えるのでしょう。
特に国旗の様な素材は、クイズ問題の宝庫と言える分野です。