アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、昔から伝わる習慣や言葉など、日本人の常識的な知識が出題されていました。
第7回のナイアガラで、日本語に関する常識的な問題が出されていました。
問・困っている時、助けてくれるものに例えられる乗り物は何?
答・舟
解説 渡りに舟、という言葉がありますね。困っている時に丁度その場に都合の良い事が起こる場合、この言葉が使われます。
また、「助け舟」という言葉も日常によく使われる日本語ですね。
今年は、例年に比べ台風の発生が多く、各地で大洪水が起こりテレビのニュース番組でも、その様子が度々報道されました。
現地の救助隊が大活躍しますが、その時に主役となる乗り物が、例外なく救命ボートや小舟のボートでした。
いわゆる「助け舟」の大活躍です。
昔から使われている日本語が、正しかった証と言える場面でしたね。
勿論、現代では救急車や救命ヘリなど、困っている時に助けてくれる乗り物も増えています。
でも、日本語の中では、一番頼りになる乗り物は「舟」というのは揺るぎのない事実であり、昨今のニュースが示しています。
本日は生きた日本語のお話でした。