アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると日本の歴史が様々と解ってきます。
昔から日本を代表する美女と言えば、小野小町と相場が決まっていました。
近頃は、美女よりも美男を称して、イケメンという言葉が大流行ですね。
ハンサム、男前、色男など美男を形容する言葉も、時代と共に変化を遂げてきました。
現在ではイケメンが、世の中で大モテの時代になっています。
処で日本を代表する美男と言えば、誰なのでしょう?
昭和の中頃には、当時の人気スター、「鶴田浩二か錦之助、それよりずっと良い男」の流行語も生まれました。
当時の売れっ子噺家、柳亭痴楽師匠の当たりネタで流行語になりました。
勿論、時代によって美男美女の評価は変化するのは当たり前です。
歴史的に日本を代表するいい男を求める問題が、第2回のレイク・タホで出題されていました。
問・日本古来から美女を代表するのは小野小町。では美男の代表とされる歌人は?
答・在原業平
解説 在原業平は平安時代の歌人で六歌仙の一人に数えられる歌人です。
その業平を主人公にした「伊勢物語」は彼の自由奔放な愛の交情を綴った話で、今でいうプレイボーイ物語と言えるでしょう。
即ち、当時のモテモテ男で、それなりに男ぶりも良かったと伝えられています。
時代が違うので、写真や肖像画で較べる事も出来ませんが、彼が日本初の良い男の称号を与えられた訳です。
今年のイケメンNO1は? 年末にはこうしたランキングが出されますが、細分化が進んでいます。
メガネが似合う人、ジーパンが似合う人、それぞれ業界の宣伝材料で、商魂丸出し!なーんて批判もあります。
これって、イケメンに対するひがみ根性ですかね。