アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中でも、クイズ作家が苦労したのは〇×問題のアイディアでした。
誰でも知っているような問題であり、実は正しい知識が無い、その様な曖昧な部分が面白い問題になりました。
解答者は2者択一ですから、単なる感で答えても正解率は50%です。
とは言え、他人の後に追いて誤答したのでは、後で諦め切れません。
だから、司会の福留さんも「自分の判断で選べ!」と声を大にして叫んでいました。
グアムの場合も、咄嗟の判断で決めないと、恐ろしい泥んこプールが待ち構えていました。
第12回のグアムで、次のような問題がありました。
問・幕末の頃、「少年隊」というグループがあった。〇か×か?
答・〇
解説 当時はアイドル・グループの少年隊が人気の時代でした。
幕末と言えば、坂本龍馬の海援隊、或は戊辰戦争で活躍した、会津藩の白虎隊が有名です。
若しかすると、何処かに少年隊と名乗るグループがありそうです。でも、これは引掛け問題かも知れません。
挑戦者は焦った事でしょうね。
実は、戊辰戦争で白虎隊と同じように戦った、少年たちの歴史が福島県にあったのです。
福島県二本松市にある、二本松藩を護ろうとして、二本松少年隊が組織され、悲劇の戦いがあったのです。
白虎隊ほど、後世に名を残していませんが、藩士の子供達で明治政府軍と戦い敗れていました。
二本松城は再建され、現在ではこの少年隊の歴史も広く公開されています。
幕末の歴史的な名称は、武田鉄矢さんの海援隊が有名ですが、少年隊も現実に存在していたのでした。
というか、神奈川県の横浜市と川崎市の学校で、震災の後に福島県から避難してきたという理由で、その生徒をいじめて現金を奪った事件が起きたのは情けないです。
正直、書き込みしている状況ではない中で、あえてコメントします…
この「少年隊」問題を引き当てながら、○へ飛び込み無事“あのビーチ”行き(アラスカ・バロー)を決めたのが、当時40歳代のお父さん挑戦者でした。
自分も先日40代となりましたが、その方と同年代である自分の父親が、26日の夜、73歳で帰らぬ人となりました…
奇しくも、少年隊の後輩グループの冠番組「SMAP×SMAP」が最終回を迎えた日、覚悟はしていましたが、まさか命日がこんな時にくるとは…
暫くはショックで立ち直れない状態で、うつ病がさらに悪化しそうです…
今夜は「夜空ノムコウ」を聴きながら、SMAPの最後と父親の最期を噛みしめて就寝に入ります…
お父上のご冥福をお祈りいたします。
両親との別れは、人生最大の悲劇ですが、人としての試練と考え頑張ってください。
お悔み申し上げます。
ちなみに2013年のNHK大河ドラマ「八重の桜」(綾瀬はるかさん主演)でも二本松少年隊の回がありました。夫婦で注目しましたが、やはり藩主は出てきませんでした。二本松の戦場にはリーダーシップも戦略もなかったのです。
こんにちは。実は二本松少年隊が戦っていた最中に、藩主は米沢に逃亡していたという話があります。私の妻は神奈川県出身ですが、小学4年から高校卒業まで、父親の仕事の都合で、二本松に住んでいました。学校の授業で二本松少年隊のことを習った際、妻は「大人達はどうしていたのか?」と疑問に思ったそうですが、 先生に質問できなかったそうです。藩主の逃亡については、八幡和郎氏の「江戸三百藩 最後の藩主」で読みました。
初耳です。
私も最近「明治維新という過ち」原田伊織氏の著作を読みましたが、維新には伝えられていない事実が沢山あったようで、歴史の曖昧さに驚きを覚えています。
中には家臣を放り出して逃げた殿様も当然いたのでしょうね。
昔は時の権力者が、歴史を書き換えていたのですが、現代では情報が公開されているので、将来はこの様な過ちは無い時代になるでしょう。
初めまして。私は山口県出身で、今でも山口県で働いています。
ご存知の方もおられるでしょうが、福島県(というより会津)と山口県は、お互いに仲よくせねばならないのに、過去の歴史が重すぎるのか、まだまだ友好関係とは言えません。
同じ日本人、何かいい方法はないでしょうか…
この話は昔から良く聞きますね。
長州と会津の戦いは、100年以上前の事、75年前のアメリカと日本も安倍首相が真珠湾を訪れ和解したのですから、会津、長州も民間で、和解のイベントを行うと仲良くなるのではないでしょうか。
私がテレビの現役だったら、今こそ、その様なイベントを企画するのですが、なんせ引退した爺さんですから、年寄りの冷や水と笑われそうです。
こんにちは。あえて実施するとしたら、お互いの修学旅行先を福島県か山口県にするというのは、どうでしょうか。ちなみに私の妹(神奈川県出身)は高校の修学旅行で山口県(萩、津和野)に行きました。しかし私の妻は高校は福島県で修学旅行は、東京でした。元々神奈川県出身なので、居残りたいと思ったそうです。
修学旅行で、お互いの県を訪問するのは実に良いアイデアですね。
でも、その様な案を出しても、今までは異端児扱いされたのだと思います。しかし、誰かが勇気を持って実行に移さない限り、この憎み合う気質は無くならないでしょう。
狭い日本の中で、この様な反目は解消するべきで、政治家の皆さんしっかりしてください。