アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には、日本人として知って置きたい知識が出題されていました。
お正月は、何かと縁起の良い話を聞くものですが、知っているようで知らない常識も結構あります。
若い人は「縁起担ぎなどは古臭い」と敬遠する傾向がありますが、これは今に始まった事ではありません。
昔から、年寄りの話や、古い風習や縁起というものを避けるのが、若者の特権でした。
とは言え、正月くらい日本の古い風習を思い出すのも良い機会と考え、取り上げて見ました。
日本の目出度い縁起物に関するクイズ問題が、第7回のロスアンゼルスで出されていました。
問・子宝に恵まれるようにという意味の、結納品の縁起物は何?
答・子生婦(こんぶ)
解説 子供を生む女性で、こんぶと読ませるのも日本人らしい当て字で、昔の人の心使いが感じられます。
ついでながら、結納品の七品目を知るのも、日本人としての知識なのでご紹介しましょう。
1、カツオ節(雄々しい男性を現す)2、長熨斗あわび(長生き不老の象徴)3、家内喜多留(やなぎたる)家内の幸福。4、寿留女(するめ)非常食。5、友志良賀(ともしらが)仲睦まじく白髪になるまで。6、末広・純白の扇子(未来の発展)7、子生婦。
何れも、新婚家庭に幸せな未来が開けるように、縁起を担いだ品々です。
結婚に際して、結納の習慣も日本ならではの古い仕来たりで、最近では省略するカップルも多いと聞きます。
しかし、昔から伝わる日本人の風習なので、知識としては残して置きたいものですね。
今日は正月なので、日本の縁起物に関する問題を振り返って見ました。