アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には、世の中で忘れられた常識を喚起する目的のクイズもありました。
生活をする上での躾、常識などは、昔は親から子へと教えられたものです。
でも、近代ではテレビや雑誌など情報源が多岐にあるので、親の手間が省かれているようです。
例えば、昔なら当然親が教えていた料理の常識も、今は子供に伝えられていないのが現実でしょう。
その盲点を突いた問題が、第5回のヒューストンで出されていました。
問・昔の板前さんは、野菜を切る時、まな板の裏・表、どちらの面を使用した?
答・裏
解説 語源を調べると「まな」とは動物性食品の事だったのです。
魚や肉などを切る板なので、まな板と名付けられたのですね。
プロの板前さんは、野菜に動物の匂いが付くのを避ける意味で、野菜は裏面を使っていたのです。
昔は、これが主婦の常識になっていて、母から娘へと伝えられていたようです。
現代では肉類と野菜類では、別のまな板を使うなど使い分けをしている方もいるようです。
でも、折角先人の知恵、両面の使い分けの工夫があるのですから、これを利用しない手はありません。
衣料だってリバーシブルの時代です。
昔の人の知恵は、素直に受け継ぎましょう。これが日本人の伝統というものですよね。
料理の問題といえば、第9回の島畑さんを思い出しますね。
アナポリスだったかの怒涛の連取は凄かったですね。
クイズ番組は得意の分野がある人は、時には連取りのような事が起こります。
アナポリスでは確かに料理関連問題が多く、効果を発揮したのでしょう。
それにしても挑戦者のお名前まで良く記憶しているものですね。
感心してしまいます。