アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を見ると、一般常識と思われている事の誤りを正すクイズがありました。
例えば、近年は外来語を普通の会話の中に取り入れる人が増えていますね。
外来語を多用する人間が、新しい人種と勘違いしている人も多く、若者相手の職業にこの傾向が強いようです。
しかし、外来語は世界共通のように思われ勝ちですが、日本でしか通用しない言葉もあります。
第4回のイエロー・ストーンで、次のような問題がありました。
問・日本語でボールペン。正式な英語では何という?
答・ボール・ポイントペン
解説 筆記用具として、ボールペンが登場以来、鉛筆や万年筆を抜いて、断トツの人気商品ですね。
ボールペンの歴史は古く1,888年にアメリカ人のジョン・ラウドという人が着想しています。
でも、インク漏れが多く普及には至っていません。
近代的なボールペンは1930年代にジャーナリストのビーロー・ラスローという人が発明し、イギリスで特許を取って製品化されるようになりました。
その後、1945年にアメリカでブームになり、日本でも普及するようになったのです。
アメリカではボール・ポイントペン、或は略してポイントペンと呼ばれています。
なお、最近の話題ではトランプ大統領が万年筆ではなくポイントペンを愛用しているという話です。
これを知った安倍総理が金箔のボールペンをプレゼントし、ニュースになりました。
尤も、この「ボールペン」という和製英語、今では世界共通語になっているという説もあるようです。
共通語では無い、これがクイズ問題の着眼点でしたが、それも変わってしまったようです。
クイズ問題になったのは、40年も前の事で、時代と共に世の中の常識も変化しているのですねえ。
根本的な質問を単刀直入にします!
「アメリカ横断ウルトラクイズ」は大好きなのに、「…クイズ」と名乗っていながらクイズ要素ゼロの成田・ジャンケンに納得がいかないQマニアをどう思いますか?
番組の基本精神は、知力、体力、時の運、で企画されたものです。
クイズは知力、ジャンケンは時の運、これを理解出来ないならば、この番組のファンとは言えないでしょうね。
クイズだけに拘る番組は他にもありますから、それを楽しんでください。
テレビは娯楽ですから、気に入らない人は見なくても良いのです。
以上です。