アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、日本人の常識を試す問題がしばしば登場します。
常識とは、誰でもが知っている知識と解釈しますが、中には知っているようで、実は知らない事もあります。
この様な事象を集めて、常識の不思議との書籍も各分野で多種出版されています。
日本の常識、世界の常識、各分野の常識、それぞれ多数あり、音楽で覗いて見ると面白い記事がありました。
日本人が知っている童謡でも、実は知っているようで謎が多いのだそうです。
第4回のコロラド・スプリングスで、次のような問題がありました。
問・童謡「七つの子」でカラスは何と鳴く?
答・可愛い、可愛い
解説 〽可愛い 可愛いとカラスは鳴くの、可愛い 可愛いと鳴くんだよ~
常識の不思議は、この設問でスタートしたいと思います。童謡「七つの子」は日本人に尤も親しまれた唄と言えますね。
野口雨情・作詞、本居長世・作曲。1921年(大正10年)に発表された名作です。
カラス 何故鳴くの カラスは山に 可愛い七つの子があるからよ
誰でも知っている詩ですね。でも、七つの子とは、7歳の子なのでしょうか? それとも7羽の子なのか?
子供に質問されたら、どちらともハッキリ断言出来る人は少ないと思います。
批評家は、雨情の私生活との関連で、無事に七歳まで育ってほしい親心を託した歌だ、等と解釈。
また、別の研究者は、子供の頃の淋しさを思い、7人兄弟でにぎやかな家族を望んでいたはず、との説を唱えたりしています。
雨情ご本人は、七つの意味を述べていないようです。
そこで、鳥類の研究者に尋ねると、カラスは卵を一度に7個も産まない。7羽の子の説はダメ。
7歳まで元気に育つ説は? カラスの寿命はそんなに長くないので、非現実的で論外との事。
という事は、正確な結論は出ないのです。
要は、常識の不思議であって、それぞれの解釈で心温まる説を子供達に伝えるのが親の努めでしょうね。
童謡は、昔は子供が弱年の頃、親が唄って聞かせ、親子の絆を深める役目をしていました。
でも現代では、アニメやゲームが取って代わり、童謡を子供に唄って聞かせる親も少ないでしょう。
世の中の移り変わりは、見方によっては「無情」と言えますね。また、年寄りの冷や水ともいえます。
お笑いをバカにしたコメントについて、取り乱して申し訳ありません!
うつ状態の自分にとって、どうしても許さなかったし、佐藤琢磨選手についての返信をずっと待っていたのにスルーされての“芸人批判”に(何でこんなくだらない意見に邪魔されたと思い込み)怒り爆発してしまいました。
さて、本題の七つの子 ♪カラス なぜ鳴くの~ といえば、元々の歌詞よりも志村けんさんの替え歌 ♪カラスの勝手でしょ カァカァ~ で育った世代、伝説的お笑い番組「8時だョ!全員集合」では毎週土曜日の公開生放送でありながら、スケールの大きいコントをやってたなぁと思い、裏ではコント55号→欽ドン!→ひょうきん族との“土8戦争”でチャンネル争いが話題となりました。
日テレ一人勝ちになりつつある現在では、なかなかこういったしのぎを削る真のライバル対決って少ないですよね。
もう月9ドラマでも1桁%記録が当たり前になってる時代ですし…
そんな中で、ドリフに「ミヨちゃん」という楽曲を提供&自らも歌い、「カナダからの手紙」などで有名な平尾昌晃さんが死去されたと訃報が入ってきました…
15回・ロスで「ロカビリー3羽ガラス」が出題されたり、その他の回でも平尾さん楽曲の問題が多く出されていました…
享年79、またもや昭和を代表する音楽家がいなくなり、さびしいてすね…
最後に、コメントのスルーなく返答をお願いします。
ご返事です。
平尾さんは、現代ではまれに見る広い分野の名曲を多数作曲した素晴らしい作曲家です。
ジャズ、シャンソン、ムード歌謡、民謡など彼の曲を聴きながら多数の思い出のある現代人は多い事でしょう。
私も個人的な接触もあり、人間的にも多くの友人に愛された方で、まだ早すぎる訃報に残念な気持ちです。
ご冥福をお祈りいたします。
合掌ー。