アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には、世の中であまり知られていない情報が、時々出題される事があります。
特にご当地問題と名付けられた、クイズ地の習慣や出来事には面白い情報が多く、視聴者も楽しみにしていました。
第15回のジャクソンで、次のような問題が有りました。
問・ミシシッピー州の漁獲量は全米一。白身の魚で、高蛋白、低カロリーで、ダイエットにはもってこいの「キャット・フィッシュ」と言えば何?
答・ナマズ
解説 クイズ会場のジャクソンは、ミシシッピー河の沿岸の街なので、この河に関しては挑戦者も勉強していたはずです。
また、正解を知らなくても「キャット・フィッシュ」がヒントで感が良ければ答えられる易しい問題と言えるでしょうね。
ナマズは味に癖が無く、油で唐揚げした食品がアメリカ人には大人気で、街道筋のレストランでは何処でも食べられます。
日本では「ナマズ」や「雷魚」などは、魚屋さんで売られていないので、一般家庭で食卓に上がる事は少ないでしょう。
でも、釣り好きの方は結構大型の魚なので、釣果を喜んで食べる機会もあるでしょう。
ナマズは淡水魚で、頭が大きく全長50cmに成長。日本の全土の川や湖沼に生息、蒲焼や鍋物としても美味と言われます。
高蛋白で低カロリー、ダイエット食として人気とあるので、ナマズの専門レストランが出来れば、女性客に受ける事でしょうね。
愛好家を「ナマズ女子」なーんて言っちゃって!
今や、スマホの情報時代ブームを呼ぶ可能性大といえそうです。
日本でも鰻の価格が高騰してきたことで、代替品としてなまずの蒲焼きがちらほら販売されるようになりました。
私自身食べてみましたが、鰻と比べるとあっさりしてあなごに近い印象でした。やはり鰻の美味しさにはかないません。
確かにナマズは、蛋白で美味ではありますが、ウナギと比べたら負けてしまうでしょうね。
ウナギの独特の油分は凄いし、たれの巧さも加味して、高い分だけの価値はありますね。
ナマズはアメリカでは、ポテトを揚げた「ハッシュドポテト」の感じで気軽に買えたので良く食べた事を懐かしく思い出しました。
今改めて見返してみますと、各チェックポイントの最初の問題は概ね、その土地にちなんだ問題でしたね。
番組の当初の目的が、広くアメリカ各地を紹介する事でした。
従って、クイズ問題にして視聴者の皆さんにも各地に関心を持って欲しかったのです。
だからロケ地での最初は各地の情報を問題にした訳です。
納得頂けたでしょうか?