アメリカ横断ウルトラクイズの問題を読み返すと、一般常識と呼ばれる知識が多く出題されており、改めて考えさせられる事があります。
一般常識なので、誰でも知っている知識ですが、解説を読むと新たな情報が得られ「なーるほど!」と納得させられます。
第5回のハワイで、次の問題がありました。
問・「ネコにマタタビ」と言うが、ライオンにマタタビをやるとやっぱり喜ぶ。〇か✖か?
答・〇
解説 猫に限らず、ネコ科の動物(虎、ピューマ、ジャガー、彪など)はみんなマタタビに反応すると考えられていました。
しかし、実験の結果ジャガー以外はマタタビに反応し、興奮状態、泥酔状態になったと言われます。
ジャガーは同類のへそ曲がりなのですかね?
特にライオンは、猫以上に喜んで興奮したと記録されていました。
と、いって動物たちはマタタビを食べる訳ではありません。マタタビの香りに興奮し、身体をこすり付ける動作を繰り返すようです。
猫にマタタビは、昔から伝わる言葉で、江戸時代には「猫にマタタビ、女郎に小判」との諺がありました。
これは大好物の例えで、相手の機嫌を取るのに一番効果のある品物並べた江戸っ子達の洒落言葉だったのでしょう。
処で、マタタビとは日本では北海道、九州、四国など全国各地の山地に分布し、学問的にはマタタビ科、ツバキ目に属する植物です。
食用としては、美味でないためあまり使われる事はありませんが、薬用には利用されていたとも伝えられています。
いずれにしても猫が喜ぶほど、人間には役に立たなかった植物でした。