アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、時代の流れが良く解り世の中の変化に目をみはるような事があります。
第16回は今から26年前のクイズ問題ですが、キャメロンパークで次のような問題がありました。
問・「自由が丘1号」「今治1号」「難波1号」などの種類があるコンピュータの敵といえば何?
答・コンピュータ・ウイルス
解説 コンピュータの敵がウイルスである事は解りますが、当時はその種類毎に名前が付けられていたのですね。
最近は名前を覚えるまでも無く、ウイルスには気を配り、それぞれが対策を練っているというのが現状でしょう。
現代では、多くの人々がコンピュータを所有し使用しているので、ウイルス対策も行われ、感染を防ぐ事に神経を使っています。
そもそも、ウイルスとの名前が示すように、悪い病原菌のように他人のコンピュータに感染する性質があります。
悪戯目的のウイルスと、犯罪目的で作られたウイルスがあり、共に迷惑千番な存在ですが、犯罪目的は被害が莫大になる危険性があります。
このため、世界的にサイバー犯罪取り締まりの専門家が活躍し、犯罪防止の策を練っていますが、まだまだ数は増えています。
中にはスパイ映画のように、国家の秘密を覗き見る国も存在すると伝えられ、事実は小説よりも奇なり、の言葉が現実的になっています。
世界中には100万とも1,000万とも言われるコンピュータ・ウイルスが存在して悪事を企んでいるのが現実です。
わずか、30年~40年でコンピュータがこれほど進歩するとは、昔の人には想像も出来ない世の中と言えるでしょう。
古いクイズ問題を振り返ると、世の中の移り変わりが手に取るように見え、これもクイズの楽しみ方の一つかも知れません。
過去のクイズ問題集を眺めると、この様な楽しみが数多くありますよ。クイズ愛好者へのお勧めです。