アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返って見ると、忘れていた昔の記憶を呼び戻す事があります。
子供の頃には、多くの子供達が親しんだ「昔話」や「お伽話」は子供時代の常識的な知識でした。
でも、大人になって思い出そうとしても、記憶がハッキリしないものが結構あります。
一般には「ド忘れ」と呼ばれ、大して重要な問題とは考えません。しかし、クイズ問題はこの辺の隙を突いて作られます。
ド忘れの典型的な問題を探したところ、第8回のフェニックスで次の問題が出されていました。
問・アラジンと魔法のランプに出てくるアラジンはどこの国の人?
答・中国
解説 舞台はエジプトですが、アラジンは中国人で仕立て屋の子供でした。
後に中国皇帝の姫君と結婚し、皇帝の跡を継いで、国民に慕われた立派な政治をしたお伽話です。
アラビアン・ナイト「千夜一夜物語」の中の代表的な話で、世界中の子供たちが、胸を躍らせながら楽しんだ物語です。
こうした昔話の中からは、問・浦島太郎は何年竜宮城で遊んでいた? 答・700年 など忘れ去られた記憶の問題がありました。
昔々は知っていた記憶も、時には思い出してみるのも、頭のトレーニングに効果があるようですよ。
でも、近頃は親が子供にこのような話を聞かせる事も減り、子供達はテレビのアニメで育っているようですね。
SNS時代ですから、スマホが一台あれば事足りるわけで、子供の頃から親子の会話が減る傾向は淋しい事です。
そんな心配こそ余計なお世話。時代遅れかもしれません、反省!