アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には一歩間違えると、社会的に大問題になりそうな危険性を含んだものがありました。
本日は、その代表的な問題をご紹介して、考えてみましょう。
第8回のグアムで出題された問題です。
問・女性の方が、男性より面の皮が厚い。〇か✖か?
答・✖ 解説 一般に「面の皮が厚い」とは、丁寧に表現すれば厚顔、普通の会話なら「図々しい」となり、言われた相手は怒り喧嘩になるでしょう。
もし、正解が〇なら、視聴者の女性たちが黙っていないほど、重大な騒ぎになり兼ねません。
我々は、この問題の採用に賛否両論があり、正解が✖なので、知識としては面白い情報との判断で採用しました。
当時の生理学的な統計では、女性は皮下脂肪が男性の2~3倍ありました。だから顔の皮膚も厚いだろうと錯覚し易い状況でした。
でも、皮膚そのものは、医学的常識では男女共に約1mmと考えられていました。
最近のテレビでは、国会の女性議員、女性お笑いタレントなど、面の皮が厚そうな発言や行動が話題になっています。
しかし、それを言うなら男性議員、男性タレントにも同じ事が言えそうで、この問題には男女の差はなさそうです。
民主主義の現代では、男女同権は常識です。
ところが、最近の相撲界では、土俵上で救助活動をしていた女性看護師に対し、「土俵から降りなさい」とアナウンスしました。
女性を土俵に上げない、この原則に従ったための発言との事でしたが、ニュースとして世界的に話題になりました。
相撲協会理事長は、事件後直ちに謝罪しましたが、この一件を見ただけでも日本はいまだに、男女差別があるような印象を与えてしまいます。
日本を生んだ神様は「天照大神(あまてらすおおみかみ)」なので、男女差別などあり得ない事を、世界に知らせるべきでしょうね。
それ以上に、女性が生んだ国なので「女性上位の国」のイメージを、世界にPRするチャンスかも知れませんよ。
本日の裏話は、男女差別の問題のご紹介でした。