アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、何十年も前のクイズなのに、現代でも「旬」の問題として通用する事があります。
最近、日大の「アメリカン・フットボール」の不正問題から始まって、大学の在り方が社会問題に発展、連日テレビ番組を騒がせています。
正に、大学は教育の為にあるとの基本が忘れられ、権力者の「おもちゃ」のように勝手に利用されているのが、日大問題でした。
そんな大学に関するクイズが、第16回の東京ドームで出されていました。
問・すべての都道府県には、必ず国立大学がある。〇か✖か?
答・〇
解説 大学受験を経験した人なら、間違いなく正解出来る筈の問題でしたが、しかし、迷いに迷った挙句✖に走り込んだ人がいました。
日本の法律では、全国の都道府県には最低一校は「国立の総合大学」が設けられています。
どの県に住んでいても、専門分野の教育が受けられる権利がある、との自由で平等の思想ですね。
日大は私立大学ですが、文部省の管轄下にあり、当然の事ながら国の補助金も受けて運営されていました。
という事は、文部省の審査の甘さが今回のような無法にも近い、出鱈目な騒動に発展したとの意見も出て来ます。
森友問題、加計問題に関わる「文部省、財務省」の不正隠しが国会で大問題になっています。
その意味では、今回の日大の騒動でも、中央省庁の責任問題が出てくるかもしれません。
今年は「忖度」との言葉が流行語になりました。
「忖度」が大好きな役人の皆さんは、政治家よりも国民の為に「忖度」して欲しいものです。
本日の裏話は、日大問題の余波を覗いて見ました。