勘が勝敗の決め手になる

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、日本史、世界史など幅広い分野から問題が創られていました。

クイズは知識を競うゲームなので、日頃から知識欲の旺盛な人達が好み、挑戦者になったり、テレビで問題に参加して楽しんでいました。

単に歴史問題とは言え、日本国内に限らず、世界の歴史も知る必要がありますね。それも古代から、中世、近世など幅が広いのです。

そんな中で、第15回のモハーベ砂漠で次のような問題がありました。

問・ラテン語で、「日の沈む地」は「オクシデント」。では「日の出の地」は何?

答・オリエント

解説 この問題のキーワードは、ラテン語が使われていたのは何処か? これが解れば、その地から見て日が昇ったり、沈んだりが解ります。

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ラテン語が広く世界中で使われたのは、古代ローマ時代からだと言います。

古代ローマから見て東はオリエント。西はオクシデントと表現され、現代の東洋と西洋の表現になりました。

このような複雑な歴史を知らなくても、オクシデントが西洋と解れば、勘を働かせてオリエントの正解は得られます。

クイズはゲームなので、勘を働かせるのも、重要な武器なのですね。

ウルトラ・クイズは知力・体力・時の運が基本でした。所謂、遊びの心を100%発揮させた人こそ、先へ進めた番組だったのです。

今だから話せる勝者への心構えでした。

それを知っていたのが歴代のチャンピオン達だったのです。

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