アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は日本人の知っている知識を基本に作られていました。
更に範囲を広げ、世界の知識に関する問題もありました。
クイズは知識を競うゲームですから、幅広く知識を蓄積した人が有利なのは当然ですね。
但し、普通のクイズ番組と異なるのは、知識だけでなく知力・体力・時の運も加味されるため、運も必要なのが特徴でした。
それは兎も角、日本人の知識で知っておきたいのは、昔からの習慣、伝説など暮らしに関する知識でしょう。
第8回のリノで、そんな歴史的な習慣についての典型的な問題が出されていました。
問・京都三大祭りの一つで毎年七月に行われるのは何祭り?
答・祇園(ぎおん)祭り
解説 本祭を7月17~24日まで行う日本を代表するお祭りです。
因みに三大祭りの残る2つは5月の「葵祭り」10月の「時代祭り」で、それぞれ日本中から見物客が集まっています。
祇園祭りは869年に疫病が流行。これを防ぐ目的で「御霊会」を行ったのが始まりと伝えられています。
元々「祭り」は五穀豊穣を祈ったり、或は疫病の流行を防ぐため、神様にお願いをするのが始まりとの説が多いようです。
人間は古来から、困った時には神様にすがりたい、との気持ちがあったようですね。
諺にも「困った時の神頼み」との言葉があるくらいです。
でも、中には頼む時だけは熱心で、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」で、後のフォローを忘れてしまう人も結構いるようです。
お世話になったらお礼参りをする、当たり前の行動ですね。でもこれを忘れる人が多いのです。こうした日頃の行いが人間の価値を決めてしまいます。
無責任な奴、と言われないためには、日頃の行いに十分気を配りましょう。
クイズの裏話がいつの間に説教臭くなってしまいました。これって、年寄りの特徴ですかね。反省の毎日ですが……。
年寄りに不満を言わせない世の中。これが理想の世界と言えるでしょう。
第8回では答えが「祇園祭」の問題がもう1問、準決勝のフィラデルフィアで出されましたね。
問題・ことわざ、「あとの祭り」とはどこの祭り?
正解・祇園祭
以前「直近の回で出題した答えを、さらに掘り下げて出題した」というケースを書いた
ことがありますが、「1つの回で2度、同じ答えの問題が出た」というケースは、もしか
したらこれが唯一かもしれませんね。他にもあるか、私も探してみようと思います!
一つの回で、同じ答が出たのは多分唯一だと思いますよ。
調べるのは結構ですが、無駄骨になりそうな気がします。
発見したら教えてください。
こんばんは、ノリです。
京都の祇園祭が出てきましたね。
祇園祭は2014年から
山鉾巡行の前祭(さきまつり)と
後祭(あとまつり)が復活しました。
山鉾巡行は前祭は7月17日、
後祭は7月24日に行われます。
話は変わりますが、第12回で準決勝まで行った阿部さんも実は第8回で大声クイズをやってました。
大声フレーズは第12回の時は「杉並区役所」、
第8回の時は「大福!」だったんですね。
僕は大声クイズを初めて見たのも第8回でした。
あれから大声クイズはウルトラクイズの
定番クイズになりましたね。
驚きました。
クイズの形式を考えるのは、スタッフの大事な仕事でした。
傑作は泥んこクイズ、ばら撒きクイズ、大声クイズなどが有り、毎回行われていました。
但し、リハーサルはスタッフが全員参加でやるので、ばら撒きのロケ日は本番には、
クタクタに疲れた中での収録でした。
笑えない裏話です。