アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、日頃気にも留めない事柄が問われる事があります。
知識としては「雑学」と呼ばれる分野ですが、知って面白い知識なので、クイズ・ファンには喜ばれていました。
第13回のグアムでの「突撃〇×泥んこクイズ」での問題です。
問・目をそむけたくなるほど本当に嫌いなものを見ると、人間の瞳は小さくなる。〇か×か?
答・〇
解説 動物の身体は、実に良く出来ています。防御反応で、見たくないものを目にすると、瞬時に瞳は小さくなるそうです。
と、言う事は〇×のパネルを見た瞬間、瞳を小さくして泥んこプールに飛び込んだ挑戦者も多かった事でしょうね。冗談!
因みに、この「〇×泥んこクイズ」はウルトラの名物クイズですが初めての登場は第4回のグアムでした。
以来、17回まで毎回行われ、挑戦者の皆さんも「絶対飛び込みたい!」と希望者が多かったクイズ形式でした。
この泥んこプールの土は、グアムの赤土をコッテリと練り上げたもので、前の晩スタッフが必死で仕上げているのです。
この土は粘りが強く、海へ飛び込んでも簡単には落とせません。シャワーでシャンプーでゴシゴシ。皆さん苦労していました。
クイズ史上、最初に飛び込んだ犠牲者は何と第2回のクイズ王のKさんでした。「栄えある記録」と言えるかも知れません。
この難関を何度も通過したと自慢していた自信家がいましたが、「自慢高慢何とやら…」で、簡単な問題で敗退していました。
彼には「油断大敵」の言葉を進呈したい気分です。
結論は、クイズ王を2度獲得した例が無いがこの番組の面白さだったのです。
本日の裏話は、名物クイズの起源に関するお話でした。