アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本の森羅万象について知っている人が勝ち抜いていました。
当然、知識の蓄積が多いわけで、クイズはそのような人が有利なゲームなのですね。
第6回のワシントンで、日本人なら多くの人が知っている、民謡に関する問題がありました。
問・秋田音頭に歌われている曲げわっぱとは何の事?
答・弁当箱
解説 日本人なら「曲げわっぱ」の形は、ほとんどの人が知っている事でしょう。
でも、秋田の人はその使い道を知っていますが、その他の人は本来の使用法を知らなくても不思議ではありません。
常識の盲点と言える、知識ですね。
「曲げわっぱ「」は薄板を曲げて作った容器で、野良仕事をする人達が、弁当箱として持ち歩いたのです。
そのため地元の人は弁当の事を「わっぱ飯」と呼んで親しんでいました。
今では「駅弁」などにその名が残り、地元の素材で人気の弁当のになっています。
知っている知識も全て完璧と慢心せず、実は知らない盲点もあると反省する心を持ちたいものです。
実は盲点の中に、知って面白い真実が隠れおり、話題のタネになり易いようです。