アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の常識が中心に創られていました。
日本の教育制度では、義務教育で基本的な常識を身に付けるようになっているので、普通の日本人は常識を備えているはずです。
学校で習った事を記憶していれば、必ず出来る見本のような問題が、第16回のグアムの早押しクイズで出されていました。
問・太陽系の惑星。火星と金星の間にあるのは地球。では、土星と火星の間にあるのは何?
答・木星
解説 太陽系の惑星、太陽から近い順に理科の時間に習ったはずですよね。
記憶の方法として、水、金、地、火、木、土、天、海、冥と記憶した人は多かったと思います。
これを瞬間的に思い出せば、木星との答えは出せた問題でした。
尤も、これはクイズの行われた平成4年の話で、現在は太陽系の惑星の概念が変わっています。
実は、2,006年に国際天文学連合の総会で、冥王星は太陽系の惑星では無いと定義されたのです。
宇宙は広いですから、科学の発達で観測も正確さが増し、新しい発見や意見が出て来るのは当然の成り行きです。
結論として、時代の変化で科学の常識も変化するとの事です。
「本日の裏話」は、1つの問題から太陽系の常識が変わった発見でした。