アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は「旬」の話題から作られた例が多く、それだけに視聴者も興味を持ちました。
今月の話題の中で、世界中の興味を集めた出来事に、タイのサッカー少年の洞窟騒動がありましたね。
言うまでも無く、サッカー少年12名とコーチを合わせた13名が、洞窟の中で仲間の誕生パーティーを計画しました。
洞窟を5kmほど進んだ処で、大雨となり戻れなくなって、何日も閉じ込められてしまった出来事です。
この災難が世界に報道されると、世界中からプロのダイバーが駆けつけ、救出作戦が始まりました。
ここで、登場するのが水中を潜るスキューバー・ダイビングの道具です。
実は第14回のタヒチで、このスキューバーに関する問題が出されていました。
問・ダイビング用具の「スキューバ」を発明したフランスの軍人は誰?
答・クストー
解説 第2次大戦中に、海軍の兵士だったクストーは特攻兵器の1つとしてスキューバーを考案しました。
彼は退役後、海洋学者、映画製作者として、数々の業績を残していました。
ドキュメンタリー映画「沈黙の世界」は世界の映画賞をそうなめにし、アカデミー賞も獲得していました。
それだけに、この映画を観た人も多く、「海の恋人」と呼ばれたクストーの名前は世界中に知れ渡っていたのです。
話は戻って、タイのサッカー少年達13名は、ダイバー達の協力で奇跡的に救助され、目出度しメデタシで終わりました。
まだ、気は早いのですが恐らく、今年の重大ニュースでは「奇跡の生還」で取り上げられる事でしょう。
本日の裏話は、スキューバー・ダイビングのクイズ問題と、今年の世界の重大ニュースとの関わりについてのお話でした。