クイズ問題の難易度について

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、時代の変化を痛切に感じる問題があります。

即ち、当時は難しい問題だったものが、現代では子供でも知っている常識となり、クイズ問題にはならないものもあります。

その代表的な問題が、第11回の後楽園球場の「チャンピオン・エキビジション」早押しクイズで出されていました。

チャンピオンの戦いですから、当時としては難しい部類の問題でした。

問・コンピュウターのプログラムやデータを引き出すのに必要な合い言葉は何?

答・パスワード

解説 パスワードは言葉に限らず数字・アルファベットなどあらゆる組み合わせとケタ数が設定出来ます。

現代はコンピューター時代で、老若男女を問わずパソコンやスマホを操作します。

尤も、高齢者の中にはアナログ人間も多く、意地でもスマホを避け、ガラ携に拘る人も居ますね。

それにしても、パスワードとの言葉は常識中の常識で、クイズ問題としては超易しい問題と言えます。

クイズは知識を競うゲームなので、クイズ・ファンは或る程度は難しい問題でないと満足しません。

理想的な問題とは、3割の日本人が答えられる程度の難易度だそうです。

つまり「自分は平均以上の知識がある」との満足感が得られるからでしょうね。

クイズ問題には、何時の時代でも不変の知識と、時代によって移り変わる知識があり、この匙加減が難しい処です。

本日の裏話は、クイズ問題の難易度は時代によって変化する、とのクイズ・ファンにとっては常識的なお話でした。

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