アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、今日・現在出題されても可笑しくない、タイムリーな設問がありました。
第12回のパシフィカで出された問題です。
問・比較的狭い特定の地域で数多く発生する地震を何という?
答・群発地震
解説 この言葉が一般に知られるようになったのは、長野県の松代町で発生した松代地震でした。
これは1,965年(昭40)から5年間に亘り発生した地震の事です。
約5年間に、有感地震は63,000回を数え「群発地震」の言葉が一般に知れ渡ったのです。
今回の北海道で発生した地震も、すでに群発地震の危険地域として、以前から警戒されていたのだそうです。
近年の地震を振り返ると、1,952年十勝沖地震(M8.2)1,973年根室半島沖地震(M7.4)平成15年十勝沖地震(M8.0)と多くの被害を出しています。
過去の例でも証明されるように、北海道の太平洋側沖合いは、震源地の巣窟と呼ばれるくらい危険地帯なのだそうです。
今回の地震は、午前3時過ぎの真夜中だったため、被害者の皆さんは就寝中でした。
真夜中とは言え、素早く脱出して助かった方もいました。ですが多くの人は就寝中に突然生き埋めになってしまったのです。
運、不運の分かれ道で、未だ行方不明の方が残っています。一時も早い救出を祈りたい気持ちです。
先週はこの北海道の地震の他、四国、近畿地方の台風被害。歴史上初とも言える恐ろしい情景が全国にテレビ中継されました。
「長年生きてきたけれど、こんな目に遇うのは初めて」と嘆く年配の被災者の皆さん。
戦争の被害も忘れられませんが、今回の台風と地震のダブル災害はそれ以上、全国各地を荒らしています。
今回の裏話は、クイズ問題から派生して今年の異常災害の話に進んでしまいました。被害者の皆様にお見舞い申し上げます。