アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には、日本人の知っているべき古い習慣や伝統を問う問題がありました。
この種の知識は、親から子へと伝えられるのが一般的ですが、近年はそうした伝統も薄れているとの話もあります。
そんな、日本の古い習慣を問う問題が、第13回のゴールド・コーストで出されていました。
問・俗に、人が死んで7日目に渡るといわれる「三途の川」の渡し賃はいくら?
答・6文
解説 現代の若者は「三途の川」や「渡し賃・6文」をどの程度理解しているのか? 興味がありますね。
「三途の川」は仏教の教えで、現世とあの世の境目にある川として存在するのだそうです。
この川の「渡し賃は6文」と決められていて、戦国武将、真田家の家紋となっています。
6文とは現代の価値で300円。何故、真田家はこの6文銭を家紋にしたのでしょう?
戦いに臨む時は「いつ命を落としても良いように、6文銭を身に付けて置け」との家訓です。
常に、命がけで戦うべし! 川中島の戦いでも、この家訓が生かされていたのでしょう。
一つのクイズ問題も、その奥を探ると様々な習慣や歴史が解り、知識欲を満足さてくれます。
これがクイズ番組の特徴であり、魅力なのですね。
因みに、現代では6文銭は存在しないので、柩には印刷された紙が入れられているようです。
本日の裏話は、日本の古い風習を再確認するお話でした。