アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、世の中の噂話を取り上げた問題が時々採用されていました。
特に、スポーツ選手、芸能人、文化人など有名人の噂話は多く、根も葉もない無責任な噂、火のない処に煙は立たない、など原因があっての噂もあります。
そんな中で、国民的な英雄の噂が問題となって出題された事がありました。
第7回の後楽園球場、第1次予選での事でした。
問・巨人軍、王助監督の背番号が”1”は、名前の「王」を中国語で”ワン”と呼ぶところからつけられた。〇か×か?
答・×
解説 王選手が早実のスター選手から、巨人軍に入団した当時から、この噂は熱心なファンの間で囁かれていました。
しかし、残念ながらこの噂は全くの俗説に過ぎなかったのです。
現実は、若い背番号は有望な選手に、若い順に付けられるのが当時の慣習になっていたようです。
当時、南村選手が背番号1を付けていたのですが、引退したために空きの番号になっていたのです。
因みに南村侑広選手は、異色の経歴の持ち主なのです。早稲田大学のスター選手で、卒業と同時に銀行へ就職。
銀行の野球チームで活躍し、32歳の時にプロ野球選手になったのです。
巨人軍では右翼手として大活躍、戦後の黄金期を築いた名選手だったのです。1,957年40歳で引退しました。
丁度、その年に有望な人気の新人だった王選手が入団したのでタイミングよく背番号1となった事実があったのです。
背番号1の期待を背負って、王選手の活躍は続き「世界の王」と呼ばれホームラン王として野球史に輝いています。
今年は、秋田県の金足農業高校、吉田輝星投手が話題を独占したのを初め、高校生のスターが多勢誕生しました。
久々に高校野球が国民の関心を呼び、彼らの将来が嘱望されています。
果たして彼らの中から、第二の王選手大谷翔平選手のような世界的な選手が誕生するのか? 野球ファンには夢が生まれました。
「本日の裏話」は、久々に注目された高校野球選手の将来への期待を取り上げて見ました。夢を見るのって楽しいですよね。