アメリカ横断ウルトラクイズの問題の中には、人々の知っているようで、実は見過ごされている盲点の問題があります。
クイズ問題の定石の中に、誰でもが知っている日本のお金に関する問題がありますね。
紙幣、硬貨共にデザインの中から創られるのが一般的です。例えば10円硬貨の裏側に描かれている建物は何?
これなどは定番中の定番で、面白い発見がないので我々の番組では「没」の可能性が高い例と言えるでしょう。
そんな中で、紙幣の盲点を発見したクイズ問題が、第15回のハワイで出題されていました。
問・現在日本で発行されているお札の中で、唯一「世界地図」が描かれているのは何円札?
答・五千円札
解説 五千円札といえば、新渡戸稲造、聖徳太子、樋口一葉などが思い浮かびますね。
これ等の人物の、功績を想像出来れば、一番新しい新渡戸稲造の人物、経歴などを思い浮かべるでしょう。
彼は学問に励み「太平洋の架け橋になりたい」とアメリカへ私費留学をしています。その後は、ドイツへも留学し学者として活躍しました。
東京女子大学の初代学長を経て、国際連盟の事務局次長を務め、世界発展の為に生涯を捧げた人でした。
この功績を讃え、図柄に世界地図が描かれたそうです。因みに同札は、高い値段で取引されているとの噂がありました。
しかし、この噂は真っ赤なデマで、現在流通している紙幣はあくまでも額面通りでしか取引は無いとの事でした。
本日の裏話は、誰でもが目にして居ながら盲点となった五千円札のお話でした。このお札、噂のように高くは売れないのですよ。