誤解されたお祭り騒ぎ

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、人々の生活、習慣、歴史、行事などを問う設問が多数ありました。

その中には、真の目的を知らずに誤解して伝わったものが、結構あります。

最近で言えば、今月東京の渋谷で大騒ぎとなった「ハロウィン」のバカ騒ぎがありましたね。

元々は、毎年10月31日に行われる古代ケルト人のお祭りが、ヨーロッパ各国で引き継がれたようです。

また、アメリカでは1,620年メイ・フラワー号で移住した清教徒が開拓の最初の収穫を感謝し毎年11月の第4木曜日と定めました。

これが感謝祭(サンクスギビングデイ)の始まりでした。

当初は、家族が揃って休養し、七面鳥を食べて感謝する静かな日だったのです。

それが、何時の日かカボチャの仮面で愉しむ子供達の行事へと発展したのです。

その関連問題が、第4回のイエローストーンで出されていました。

問・感謝祭に供えるパイは、何のパイ?

答・カボチャ

解説 カボチャのパイを作る時、中味をくり抜いてパイのキジにしたので、残された硬い皮で仮面を作り子供達が遊んだのです。

これが、ハロウィンの仮装パーティーの始まりでした。

その仮装部分だけが、日本の若者に伝わり、各地で仮装のお祭り騒ぎとして発展したようです。

何故かお祭りとなると、東京渋谷のスクランブル交差点に日本全国だけでなく、世界からも人が集まって来ます。

サッカー観戦でも、みんなで見れば仲間として楽しめるとの心境なのでしょうか?

処が、別のグループと喧嘩騒ぎになり、傷害事件で逮捕者まで出る始末です。

ハロウィンでは、仮装した人だけでなく見物にやって来る野次馬が多く、翌朝まで大騒ぎをして問題になっています。

渋谷区では条例を作り、来年の騒ぎを防止する為の対策を立てるなど苦労しています。

元々は静かな感謝祭が、何時の間にか迷惑なバカ騒ぎへと変貌した訳で、神様もさぞ驚かれた事でしょう。

本日の裏話は、東京・渋谷のスクランブル交差点の不思議な吸引力を覗いてみました。

これも、IT時代でSNSのなせる技でしょうかね。

 

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