正月料理は故郷の味

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、正月に関係のありそうな問題がありました。

日本の正月と言えば、お節料理にお雑煮と決まっていますね。しかも、地方によって料理法や味付けも異なります。

近頃は、グルメ・ブームなので、毎年の年末にはテレビで全国各地の自慢の正月料理が紹介されています。

全国の味に関するクイズ問題が、第15回のグアムの突撃〇×泥んこクイズで出されていました。

問・うどんのつゆと同じように、「七味唐辛子」の色も関西より関東の方が濃い。〇か✖か?

答・〇

解説 関東の七味は、関西に比べて色が濃く味も辛くつくられています。つゆなどの味も濃いので、合わせているのだそうです。

因みに七色唐辛子の主な材料は、唐辛子の他、山椒、麻の実、黒ゴマの4種が共通。

後は、芥子の実、青のり、生姜、陳皮(みかんの皮)、紫蘇などの香辛料を好みに応じて加えます。

昔は、客の目の前に材料を並べ、客の好みに応じて調合。その口上が面白く多勢の客が集まり大道芸になったそうです。

何時の時代にも、笑いを誘う芸人がいるものですね。

処で、新しい情報を一つ。七味唐辛子(しちみ)というのは上方風の呼び名なのだそうです。

江戸っ子は七色唐辛子(なないろ)と呼び、上方と差別していたとの事。味と色の違いで、大した違いはありません。

近代の多くの辞書では、七味とは言わず七色唐辛子を標準語として扱っています。

本日の裏話は、正月料理の話が大きくスライスして、薬味の一種である香辛料(スパイス)の話になってしまいました。

それでもグルメの皆さんは、スパイスも料理を引き立てる立派な要素であると仰る事でしょう。

 

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