アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、当然の事ながら日本の言葉や漢字など日本人の常識を問う問題があります。
一般の問題としては、義務教育で学習した範囲から出題されますが、時には難解な問題もあります。
これ等は、決勝戦やそれに準ずる強敵の対戦に出題され、優劣を見極めていました。
とは言え、普通は挑戦者も視聴者も、3割~5割は答えられる問題でした。
第13回のクイーンズタウンで、次の問題がありました。
問・鳥の名前、山の雀と書いて「やまがら」。では雲の雀と書くと?
答・ひばり(雲雀)
解説 雀は北海道から沖縄まで、日本中の人家の近くに棲み昔から人々に愛されていた小鳥です。
「雀の子、そこのけ、そこのけ、お馬が通る」小林一茶の有名な句でも解るように、人々に愛されていました。
雀の巣は人家の軒下、雨トイの隙間など人家の近くで繁殖していましたが、昔に比べると数が減っているそうです。
統計によると、50年前の10分の1との推測もあります。
原因はマンションなど、巣をつくる場所が減った事などが上げられていますが、分類では益鳥にあげられています。
雀に姿、形、サイズが似た鳥は多いのですが、漢字で「雀」の文字が使われるのは、山雀(やまがら)雲雀(ひばり)四十雀(しじゅうから)位しか見当たりません。
雀はどこでも見られる小鳥で、人々に愛されていますが、その数が減少しているのは気になりますね。
実は、雀を含む小鳥には,恐ろしい天敵がいるのです。街中でよく見る鴉の他、鷹、鷲、鳶,といった猛禽類が狙っているのです。
これ等の天敵も、最近では都会やそれに準ずる人家のある街で見かけるようになりました。
本日の裏話は、雀の数が減っているとのショッキングなお話でした。チュンチュン戯れる雀を見ると癒されます。
この姿が減って、やがて見られなくなる時が来る、そんなの人間が絶対守ってやるべきですよね。