アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、時代によって一般の常識が変わる事がわかります。
例えば列車でも「省線」と呼んだり「電車」と呼んだり地下鉄も何時の間にか「メトロ」が一般的な呼び名になっています。
この様に、世の中の名称は時代と共に変化する事があり「そういえば昔はそう呼んでいたね」との事例があります。
そうした呼び名の変化を問う問題が、第16回のグアムで出されてていました。
問・「寒さの影響」というイタリア語が語源となっている病気で、日本語では「流行性感冒」と呼ばれているものは何?
答・インフルエンザ
解説 発熱を伴い、頭痛、筋肉痛、無力感が強くなるので、こんな病には罹りたくありません。
原因はウイルスによるもので、伝染性が強いため人数によっては学級閉鎖となります。
現代ではインフルエンザが常識的な病名ですが、一昔前には「流行性感冒」略して「流感」と呼ばれていたのですね。
これを防ぐには予防注射が一番ですが、面倒くさいと避ける人が居て、傍迷惑になっています。
特に今年は昨年に比べ、流行の度合いが高くなりそうとの情報が出ています。
毎年、春先がピークと言われているので、未だ受けていない方は早速予防注射を打つ事をお勧めします。
処で、インフルエンザの語源が「寒さの影響」とは初耳の方も多い事だと思います。
寒さは嫌い、早く暖かい日が来ないかなあ? の願いを込めた言葉に「小春日和」がありますね。
辞書によれば、晩秋から初冬の言葉で「春のような心地良い日」との意味だそうです。
また、世界に目を向けると、同じような心地よい日を、様々な名称を付けています。
アメリカでは、インデアン・サマーと呼び日本語訳は「小春日和」と訳されています。
また「お爺さんの春」「お婆さんの好きな日」など国によって異なりますが、お年寄りを例に出す事が多いようです。
今年の一月のように、寒い日が多いと小春日和も結構ですが、早く本物の春が来て欲しいものです。
本日の裏話は、寒さはもう結構! 早く来い来い桜の季節と全国のお年寄りの願いを込めて、小春日和の世界共通のお話でした。