アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、特定の分野の専門用語を問うようなクイズがありました。
と言っても、その言葉は一般にも使われているもので、多くの人達が日常に使う事もあります。
第14回のレバノンで、次の問題が出されていました。
問・芝居用語。ストーリーが急転し、意表を突く形で終末を迎えることを何という?
答・どんでん返し
解説 芝居に限らず、小説でもテレビ・ドラマでも「あっ、と驚く」結末を、どんでん返しと表現しますね。
元々は、芝居の場面展開の時、大道具を次の大道具と取り換える為に急にひっくり返す事でした。
それが、急展開の意味で、芝居関係者の間で使われ、一般社会の言葉となった経緯があります。
そういえば、事件が「どんでん返しで解決」とか「試合がどんでん返しで勝負がついた」のように多くの場面で使われています。
最近はクイズ番組に限らず、日本語の語源や、漢字の成り立ちなど知識を競うバラエティー番組が増えています。
視聴者も知識欲が満たされるので、人気があるのでしょうね。ワイドショーでも言葉をテーマのコーナーが多いですね。
学校では勉強が嫌いだった人が、今テレビで一生懸命勉強をしている面白い光景と言えます。
人間は年齢に関係なく、知識欲が旺盛だという証明でしょう。
本日の裏話は、言葉の語源は様々な分野の歴史が見えて来ますよ、とのお話で言葉の語源を辿ってみましょう。