日本語の使い方は難しい

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、日本語に関する常識的な知識を問う問題が時々出されていました。

常識的なので、ゆっくり落ち着いて考えれば誰でも正解出来るでしょうが、咄嗟に聞かれると混乱する事もあります。

そんな典型的な問題が、第11回ロスアンゼルスの「1対1戦車ロシアン・ルーレット・クイズ」で出されていました。

問・「騒ぎ」「ていねい」「力」「正直」これらの言葉に共通して頭に付く二文字といったら何?

答・バカ

解説 日本語の「馬鹿」とは知能の働が鈍いこと。もう一つ、はなはだしいとの意味もあります。

はなはだしく力がある。はなはだしく正直。誰でも通常使う一般的な言葉ですね。

多くは接頭語的に、名詞の上につけて会話が成り立ちます。こうして説明すると、日本語って難しいのが良く分かります。

一般に「馬鹿」と言われて喜ぶ日本人は居ないでしょう。でも同じ意味の「はなはだしい」は、褒め言葉に使えます。

「キミははなはだしく、仕事が出来るね」「はなはだしく礼儀正しい」。本来は「馬鹿者」と怒りたい時は言葉を変えて下さい。

言葉の使い方一つで、コミニュケーションが良くも悪くもなるのが「馬鹿」という単語の中にありました。

これを馬鹿馬鹿しいと思わず、一度試してみるのは如何でしょう? 馬鹿にしてはいけません。

本日の裏話は、日本語は使い方一つで人間関係が変わる場合がありますよ、との言葉の一例をご紹介しました。

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