アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、誰もが疑問に思える事象を取り上げたものが多数ありました。
これらは「素朴な疑問」との分類で、書籍も多数出ていますが我々の問題は、そうした書籍からの記憶では解けません。
何故なら、問題には作者が出典を記さなければ、問題選考会議を通過しないシステムになっていたからです。
従って、作者自身が疑問に感じた事象を、自らが調査し正解を導き出しているので、新鮮なイメージがあったのでした。
そんな素朴な疑問の問題が、第9回のグアムの突撃〇✖泥んこクイズで出されていました。
問・「デメキン」は、生まれた時から目が出ている。○か×か?
答・✖
解説 デメキンは春に生まれ、目が出て来るのは秋口になってからだそうです。
金魚は生まれた時は、だいたい同じような姿をしており、半年くらいでそれぞれの姿に変身し、成長するようです。
そもそも金魚は、フナの突然変異を人為的に選択し、観賞用に交配を重ねた結果生まれた鑑賞漁なのです。
原産地は中国で、日本に伝来したのは1,502年和泉国堺でした。しかし、飼育方法や養殖技術が伝わらず、定着しなかったのです。
何んとも杜撰な伝来で、笑い話のようです。
金魚の特徴の一つは独特な尾の形です。フナ尾、三つ尾、吹き流し尾、孔雀尾など多数あります。
色は白、オレンジ、金色、赤、黒などが混ざっていたり、単色だったり様々です。
大々的に養殖が始まったのは、江戸時代の初期。その後、メダカと共に庶民の愛玩物として広まったのです。
毎年春になると、金魚売の姿が江戸市中に見られるようになり、金魚すくいが庶民の遊びになったのです。
又、金魚鉢もそれぞれ工夫され、江戸城などでは豪華な金魚鉢が飾られ、映画やドラマでご覧になった方も居るでしょうね。
金魚の寿命は10年~15年で、池のように広い場所で成長すると30Cmにもなる事があるそうです。
本日の裏話は、初夏に相応しい金魚の疑問に関する情報を幾つかご紹介しました。
金魚すくいは夏祭りの定番ですが、近頃観賞魚としては熱帯魚に押され気味です。金魚は値段は安価なのに惜しいですね~。