アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、一般常識を超えた意外性の高いクイズ問題が時々ありました。
正解を聞いた時「ええッ」「まさかそんな?」と驚くような設問こそ、我々は価値ある問題と考えていたのです。
そんな意外性のある典型的な問題をご紹介しましょう。第11回のデビルスタワーで出された次の問題です。
問・枝豆が熟したものを何という?
答・大豆
解説 枝豆が熟して成長する場合、普通の人なら同じ色で形の大きい豆を想像する事でしょう。
例えば「えんどう豆」「なた豆」「インゲン豆」「さやえんどう豆」等、同類の豆類は数々思い浮かびます。
ビールの抓みにピッタリのあの柔らかい枝豆が、成長して大豆になるとはまさか想像を絶する変身と言えるでしょう。
農家の皆さんなら常識的知識でしょうが、一般の人にとっては驚き、桃の木、山椒の木くらいビックリしてしまいます。
枝豆は、枝ごと刈り取って商品として流通します。一方、刈り取られない枝豆はそのまま大豆になるまで収穫されません。
大豆は、節分の夜に「福は内、鬼は外」の掛け声で、各家庭で豆撒きをする大切な素材です。
その他大豆は、昔から味噌、醤油など調味料の原料として、或は納豆、豆腐など日本人の大好きな食材となっています。
本日の裏話は、日本人にとって大切な農産物「大豆」に関する面白い情報のご紹介でした。
節分に大豆で鬼を追い払うのは何故でしょう? 実は昔々京都の大江山に鬼が出て悪さをした時の話。
大江山の山伏が、「大豆を鬼の目をめがけて投げつけよ」と鬼の弱点を教授したそうです。
その甲斐あって、鬼は逃げ去り二度と現れなくなりました。この故事にならって、節分の豆撒きが日本の行事になったとの事。
来年の節分には、この話を思い出して力一杯鬼に豆を投げつけましょう。来年の事を言うと鬼が笑うかも知れませんがね~。