アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、一般に知られていない知識を問う難問が時々出されていました。
難問に正解出来るのは、クイズに強い証であり我々はこれを記録に残して、優勝者を予想する材料にしていました。
番組の中で時々行われた「勝者予想」「敗者予想」の材料にしていた資料で、的中率は結構高かったのです。
それはさて置き、難問と言われたクイズ問題の典型的な例をご紹介しましょう。
第16回のキャメロンパークで出された次の問題です。
問・フランス語では「クワガタ虫」、ドイツ語では「竜」と呼ばれているベンジャミン・フランクリンで有名なものは何?
答・凧揚げ
解説 凧揚げは世界中で行われている遊び。でも、国によって呼び名が異なるとは知らない人が多いはずです。
この問題のヒントはベンジャミン・フランクリンでしょう。彼はアメリカの政治家、物理学者など多方面で活躍しました。
特に、物理学者としての業績は数多く、次のエピソードは教科書で習った人も多いはずです。
知られているのは、雷を伴う嵐の中で凧を上げ、雷雲の中に電気のある事を証明した話は有名です。
さて、凧揚げですが世界中の遊びなので、各国が参加する「世界凧揚げ選手権」もあるのです。
これに参加する目的か? 全国には伝統の凧を守る「保存会」があり、毎年各地で大会が開かれています。
日本では「羽付き」と共に、お正月の遊びとして冬になると青空に凧が上がっていました。
最近は、場所が無いのか「凧揚げ」で遊ぶ姿も減ってしまい、寂しく感じる方もいるようです。
本日の裏話は、むかし懐かしい凧揚げの問題から同じ遊びでも呼び名の違いなど雑学のご紹介でした。
そう言えばその昔、大凧に乗って名古屋城の「金の鯱」を盗んだ大泥棒がいたとの話もありました。
「人間一人でも重いのに、鯱を乗せるなんて無理」。ごもっともです。これはお芝居の演目のお話でしたね~。