アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には日本語として一般に知られている言葉、聞き慣れない言葉が混在して出されています。
知られている言葉の場合は、その解釈の正誤を問うというのがクイズ問題の定番ですね。
一方、聞き慣れない言葉の場合は、その意味を問うか? その言葉の真偽を問うことになります。
第12回のグアム「突撃○×泥んこクイズ」で言葉に関する次の問題が出されていました。
問・ご飯に魚を混ぜたものを、魚の飯と書いて「魚飯」(ぎょはん)という。〇か✖か?
答・〇
解説 日本語に「魚飯」との言葉があるか無いか? が問題の核心です。
魚を混ぜて炊くご飯は誰でも知っています。一般には「焚き込みご飯」と呼ばれていますね。
日本語の辞書には、ハッキリと「魚飯」との言葉が載っています。意味は、白身の魚を焚き込んだ飯と記されています。
でも最近では、白身に限らず「アジ」や「サンマ」を焼かずに生のまま炊き込む料理もあるので驚きます。
料理は食べる人の好みなので、何をどのように食べようと個人の自由。法律で罰せられるような問題ではありません。
とは言え、飲食店の場合は細かな法律で客の安全が守られています。特に河豚(ふぐ)などは免許制なのは知られていますね。
飲食店でなくても、河豚を素人が食べたり、山菜採りでキノコを採って来て食べる時には十分な配慮が必要です。
今頃の季節になると、毎年「毒キノコ」を食べて中毒になるニュースがありますので、お気を付け下さい。
本日の裏話は、味覚の秋に因んで食べ物の常識に関するクイズのお話でした。
そう言えば、秋の代表的な味「秋刀魚」が空前の不漁なのだそうですね。
中国や韓国の漁船が、日本近海へ来る前のサンマを大量に捕ってしまうため近海では不漁なのだそうです。
値段も例年の2倍3倍に上がってしまい、庶民の魚が高級魚並みになったという笑えない話になりました。
そこで一句。天高くサンマ恋しい秋の海。なーんちゃって~。