アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本国内は勿論世界に関しても深く広く知識を蓄えた人が有利なのは当然です。
世界中どの国にも、伝説や言い伝えがあり国民感情になっています。その代表的な問題をご紹介しましょう。
第13回のゴールドコーストで、次のような問題が出されていましたが、皆さんお解りになるでしょうか?
問・古代エジプトで、「守護神」として最も多くの人々に崇拝されていた動物は?
答・猫
解説 「守護神」となると多くの動物が想像され、迷ってしまうのは挑戦者の心理でしょう。
エジプトで役に立つ動物は、第一に「ラクダ」が思い浮かぶ事でしょう。また「犬」も番犬として昔から役立っています。
しかし、現実は「猫」で猫に危害を加えると祟りがあると信じられていました。
そう言えば日本でも「化け猫」の言葉があるように、猫の祟りの伝説やお芝居は数多くありましたね。
戦後の映画界でも、その類の映画がシリーズで作られ入江たか子さんが化け猫女優と呼ばれていました。
因みに入江たか子さんは、戦前戦後を通じた人気女優で長谷川一夫、佐分利信など有名俳優と共演したトップ女優でした。
時代は変わって現代では、猫は数あるペットの中で群を抜いた人気で、コマーシャルでも数多く登場しています。
動物に対する印象も、時代によって「天と地」ほども変わる代表かも知れませんね。
本日の裏話は、崇拝される動物のクイズ問題として、猫の印象と人気に関しての時代の移り変わりのお話でした。
猫に関しては「猫なで声」「猫っ可愛がり」などの日本語があり「猫の目のように」変化の激しい表現もありました。
そのように考えると猫は「日本語に与えた動物」のチャンピオンとも言えそうですニャー~。蛇足でした。